　

７月２２日(火)　幕間Ⅲ ～エディの憂鬱～

ギャラード、退団！

　中日・ギャラード投手の退団が決定し、この日、ウェーバー公示された。

　２軍で調整を続けていたギャラードだったが、痛めていた（とされる）右手中指が回復し、本人が２軍での登板を直訴したところ「その日は（２軍のピッチャーが）投げるので、ダメ」と却下、「それなら１軍で投げさせてくれ」と要求したが、山田監督が「１軍にはもう枠がない」とこれも却下。登板機会を与えてくれないなら退団したいというギャラードと、ギャラードに不信感を抱いている山田監督との思惑が一致、 山田監督お得意の「シーズン途中で外国人がケンカ別れ」 が今年も実現したことになる。


	また「外国人が悪い」なの？


		中日ファンの間ではそういうことになるだろうね。地元マスコミでは、中日に都合の悪い情報はすべて隠蔽・抹殺されるよ。ゴメスやバンチのときのように。


	でも、今年のギャラードはよくなかったわ。 4月29日の試合の後、抑えを大塚さんに変えていたら、ここまでドラゴンズが落ちて行くことはなかった…。


	なんて言ってる人もいるわ。


		今年、ギャラードのせいで負けた試合は、何試合あった？


	さあ？　１０試合くらい？　もっとあるかしら。

ギャラード登板日の中日の勝敗

日付	相手	勝敗	備考
3/30	読売	○
4/02	ヤク	○
4/05	横浜	○
4/08	阪神	○
4/10	阪神	○
4/11	広島	○
4/15	横浜	○
4/16	横浜	○
4/19	読売	○
4/23	阪神	○
4/25	ヤク	○
4/29	広島	●	変わった大塚が打たれる。
5/03	横浜	●	敗戦処理。
5/09	読売	○
5/11	読売	○
5/14	ヤク	○
5/22	横浜	○
5/24	広島	○
5/25	広島	○
5/30	ヤク	○
6/01	ヤク	●	サヨナラ負け。
6/21	広島	●	敗戦処理。
6/25	ヤク	●	敗戦処理。

　２試合だ。

　エディが打たれてサヨナラ負けした試合が１試合、エディがランナーを出して、大塚が打たれた試合が１試合。それ以外は、たとえ延長戦に突入しても中日が勝っている。中日は「ギャラードが投げると負けない」んだ。


	たった２試合！？　タニシゲさんの三振や立浪さんのエラーのせいで負けた試合より全然少ない　じゃない！！


		そうだよ。ギャラードは確かに打たれることもあるけど、それが負けゲームにつながらない。「エディが打たれて負けた試合」なんて実際はほとんど無いんだ。　負けた２試合だって、片方は決勝打を浴びたのは大塚だし、片方は２死ランナー無しから監督が敬遠のサインを出したケースだしね。


	じゃあエディの気持ちとしては、今シーズンは「１敗もしてない」くらいの勢いね。


		なのに敗戦処理に回されて、２軍に落とされて。挙げ句に「２軍投手の調整のため（！）２軍戦登板はダメ、１軍登板も枠がないからダメ」だもんね。腐るに決まってるさ。　それくらいのデータは、試合の全データを持ってるはずの山田監督なら知ってると思ってたんだけど、　スコアラーがベンチに情報伝達してない　って疑惑は本当みたいだね。　自分とこの選手のデータも把握してないんだから、相手チームのデータなんか知るわけがないよ。そりゃ新井も敬遠するはずさ。


	そしてギャラードは、Ｖ逸の全責任を一人で押し付けられて、中日を去っていくのね…。


		結果を残している選手が、外国人だと必ず監督とトラブルを起こし、シーズン途中退団する。かつて山田監督がエディに言ってた言葉をそのまま贈るよ。　「これだけ続くとなあ…」 (#75『山田監督、ボケ始める』より)