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] 聖地巡礼(5)
98.8.4〜8.6 1.試合前 試合前までの時間が意外にもてあます。 関東ならドラゴンズの打撃練習など見ながら、 「本番に取っとけコラ山崎!」 「練習だけならホームラン王!」 「試合でも打ってくれ〜っ!」 と、観客・ベンチ一体となった あたたかい声援の一つも送る事が出来るのだが、 ホームではヤクルトの打撃練習がメインで、 やる事といったらせいぜい古田に呪いの念(*1) を送るくらいしかない。
会長はグッズショップ(*2)でしこたま山崎グッズを買い込み、
応援に備えている。山崎会BBSにも出入りしている会長は生粋の山崎ファンで、
この22番の勇姿を見るためにナゴヤに来た
と言っても過言ではない。 小さい子に 「サンタって本当にいるの?」 と聞かれたときの、親の気持ちはこんなんだろうか。
2.野口、完封! この日の先発は野口。 野口はいつも通りの無難なピッチングで9回を無失点完封、 山崎はいつも通りの頼りないバッティングで3打席を無安打で途中交代、 つつがなく試合は終了した。
くわわっ!野口最高ッ!
「ところで、レフトスタンドに座っている
雨も降ってないのに傘を持ってる人たち
は何でしょうな。
何だか結局一度も傘を広げることは無かったようなんですけど、
いったい何のために傘を?…ハッ、もしや、
ドームの雨漏り対策
ですか?ううむ、準備がいいですなヤクルト・ファンはッ!クハッ!」
3.酒場の金魚 帰る道すがら誰だか分らない中日ファンと握手責めあるいは 道路工事のおじちゃんと勝利を喜びあったりしつつ、 栄に戻り、いったんホテルでチェックインしてから居酒屋へ。 ナゴヤくんだりまで来て「いろはにほへと」。
といったまるで貧乏な学生の忘年会のような気分で
一番先に目についた居酒屋へ突っ込む「シャオ会」。 さらにメローのカマ焼き だとか凡人には想像もつかないような食べ物が続々と注文される。 ああ!日本の秘境・ナゴヤ!!
居酒屋での話題は終始、今日の野口の2年振りとなる鮮やかな完封勝利、
ではなく、
この日3タコで試合途中、よりによって筒井に代えられてしまった
山崎武司
に集中した。 22番のリストバンドを手首に装着し、今日も懸命に山崎武司を応援していた会長に話をふると、 入店5分でグウスカ寝ていた。 睡眠3時間でナゴヤまで運転してきた疲れが出たのだろう。 今頃会長はどんな夢を見ているのか。 ああ、山崎、せめて夢の中ではホームランを打ってくれ。 と全員があふれる涙をおさえようとする中、居酒屋のバックには、 きっとここでしか流行ってないだろう切ない演歌が流れるのだった。
金魚… 金魚… 酒場の隅で真っ赤っか…
武司… 武司… ベンチの隅で応援だ… 武司… 武司… ベンチの隅で応援だ…
![]() 「応ッ!」
(*1)呪いの念…「俺の(中井)ミポリンを返せ〜!!」等。 (*2)グッズショップ…意外にも「小物マニア」のelfさんはこの後、 3日間で5回グッズショップに通い財布をスッカラカンにする。 (*3)明日とかスタメン筒井だったりして…この予感は的中する。
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