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] 聖地巡礼(3)
98.8.4〜8.6 1.ビバ!矢場とん はからずも電器屋で過ごす事になった我々は、 店に居並ぶPCもインターネットにも繋がってないため シャオBBSでのessoさんの仕事中の書き込み(*1) を覗くことも出来ず、かといって秋葉原より数段高いこんな店で買い物する気など全く無い、 冷やかし以外何者でもない迷惑な客 としてしばらく時間を潰し、 やがて味噌カツ屋捜索部隊が「矢場とん」を発見、 この日初めての食事にたどり着いた。 時計は既に午後2時を回り、皆さんそれなりにハラペコという事もあり、 昼過ぎにはドームに並ぼうという当初の計画 を覚えている者は誰もいなかった。 2階席よりまずはメシ。餓鬼畜生の群れはひたすらメシを求めさまよう。
壁に吊された仁村徹(元ロッテ)のユニフォームが眩しい「矢場とん」の店内で、
多くの人が「味噌カツ丼」または「鉄板味噌カツ」を注文する中、
会長だけがこの後に及んでオムライス
を注文するという不可解な行動には出ていたものの、会長には会長のこだわりがあるのだろう。
深くは追求しまい。
なおここの味噌カツ丼、死ぬほど美味でした。
(N社の社員食堂で
「味噌カツ丼」と称して食わせているあの奇妙な食べ物
は何だったんだろう、と思うくらい)
2.何でももらう人たち 食事&ビールを終え、「矢場とん」を出ようとしたとき、 BULLYさんが「…これ」 と不愉快そうにレジ横のカレンダーを指さした。98年8月のカレンダー、そこには ジャイのユニフォームを着た清原と桑田 が笑顔で写っていた。
「クハッ!何ですかこのカレンダーはッ!?」 と、食い物の味に全く関係なく 読売のカレンダーが飾ってあったというその事実のみ で最低ランクの評価を与え、 店の外に出た。 そのときだった。 店のおばちゃんが早足で出てきて、やはり ここでも一目でオノボリさんと看破された我々は、 「これから中日の応援行くんでしょ?よかったらこれあげる」
とドラゴンズ下敷きを束でプレゼントされた。
3.大曽根の太陽 下敷きのイラストが去年まで55番を背負っていて今年は縦縞の55番のあの人 だった事にNaoさんが随分と「不吉だ」 と懸念していたものの、とにかく我々はようやくナゴヤドームへと足を向けた。 地下鉄・大曽根の駅を下り、ナゴヤドームへ歩く。 何もない。
東京ドームならある程度遠くからでもその存在は確認出来るが、どうもそれらしき建物がない。
どうみても千葉の工業地帯としか思えない穏やかな風景が続いている。
野球ファンと思える人たちの人影すら何処にも見えない。
「本当にナゴヤドームはあるのか…」
15分は歩いただろうか。ようやく交差点で、
「→ナゴヤドーム」という看板を見つけた。
闇の中でみつけた一筋の光明。ああ、ここを右に曲がれば夢にまで見たナゴヤドームがッ!!
「Naoさん!右折って書いてますよ!」 ああっ、この見知らぬ土地で、誰を信じればッ!
(*1)仕事中の書き込み…この日、essoさんに対する「仕事しているのか疑惑」が持ち上がっていたが、 似たような職種である私は仕事中でも書き込みとか出来るessoさんの仕事環境を予想出来てはいるものの、 何のフォローもしなかったので結局「essoさんは仕事してない」との結論に皆は達したようだ。 (*2)「大ジョッキ下さいッ!」…追加で中ジョッキも頼んでいた。
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