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【中日】 ●平松-山井-小笠原-バルガス-久本 【読売】 ○木佐貫 |
ありがとう、木佐貫よ。 これを“プロの洗礼”と言わずして何といおう。
いつの間にか、中日はプライドばかりが高くなって、 プライドは大事だ。 が、自分を過大評価し、相手を見下して蔑む事を「プライド」とは言わない。 城石(ヤ)だって過酷なプロの1軍競争を勝ち抜いてレギュラーになった選手、 尊敬されていい存在だ。それを「あんな打者」 とは何事であるか!
城石への敬意=ゼロ そんな山田の思い上がり、中日の思い上がりに、 くさびを打ち込んでくれたのが読売のルーキー・木佐貫だった。 「格下と思って、見くびってはいけませんよ。 敵は相手チームじゃない、自分ですよ」 という、プロとしての心構えを中日に教えてくれたのだ。 「戦う相手に敬意をはらい、決して侮ってはいけない」
そんな木佐貫の声なきメッセージに、竜打線が10三振で答える。
「今日はピッチャーも序盤KO、打線もダメでしたよ!
出てくるピッチャーの顔ぶれ(先発KO→山井→小笠原→バルガス→久本)を見る限り、 とても 「後半の競り合いに持っていきたかった」 ようには見えない ものの、山田監督はこの試合で 「相手ピッチャーがいいときもある」 ことを覚えたのだ! 久志の「はいいんぶんせき力」が1あがったのだ!
これならやっていける。
「どうして打たれるんだ! 次回からの対策? …ピッチャーが頑張るしかないな」
なんて言って、敗因分析もろくすっぽ出来なかったファースト・ステージとは違うのだ! 次のステップは、相手ピッチャーがいいときは、足でかき回すなり、 相手の球数を増やしたり、 イニング間を短くし相手にリズムを与えないようにするといった、 「相手ピッチャーがいいとき、ベンチとして出来ること」 を実践できるようになれば、 中日というチームはまたひとつレベルが上がるだろう。 そう考えると、中日の成長はドラクエで勇者を育てるくらいに楽しいぞ!!
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