ファン感に不安感
[11月20日]
今月23日は市民球場でファン感謝デーが催される。
そこで、達川と大下さんとボクで、「今年は何をやろうか」
って頭を突き合わせいろいろ考えたんだよ。
ファン感謝デーというからには、ファンに喜んでもらえるものじゃないといけない。
しかし、選手たちが着ぐるみをきたりバスケやサッカーで遊んでいるのを見て、
果たしてカープファンは喜んでくれるだろうか? 「何遊んでるんだ!そんなひまがあったら練習しろ!」と叱られてしまうだろう。
ファンが本当に喜んでくれること、ってのを考えたとき、
やっぱり「カープが強くなること」だと思うんだよ。
だからね、今年のファン感謝デーはお遊びのアトラクションの中にも、
同時に選手たちを鍛える練習にもなるような、一石二鳥のメニューを組んでみたんだ。
1.佐々岡投手とデッドボール対決
これはファンのチビッコにバッターボックスに立ってもらって、
あこがれの佐々岡投手と対決してもらうってイベントだ。
おざなりのおままごとにならないように、バッターには33番・江藤のユニフォームを着けてもらう。
そうすれば佐々岡も真剣だ。来シーズンへの練習とばかりに、内角へ厳しい球をズバズバ投げて来るだろう。
145キロの内角超速球なんて、草野球じゃまず味わえないからね。
佐々岡は対江藤の練習、チビッコには145キロのブラッシュボールをどう交わすか、
反射神経を鍛える特訓になるって寸法さ。
2.瀬戸捕手とキャッチボール
次はチビッコがマウンドに立って、あこがれの瀬戸捕手とキャッチボールが出来るという企画だ。
瀬戸のかまえるミットにうまく放り投げられたら、あとで素晴らしい特典があるぞ。
ただし、瀬戸の捕れない球を放ったチビッコはグラウンド20周だ。
何しろ瀬戸はプロ球界でも屈指のパスボールの名人だからね。
ちゃんとストライクゾーンに投げないと、捕ってくれないぞ。
3.二人三脚・ベースランニング競走
これはチビッコ達に2手に分かれてもらって、選手と二人三脚で全力でベースランニングをしてもらうというゲームだ。
前田チームと野村謙二郎チームで争う。
もし躓いて転んだりすると、前田のジン帯なんかすぐに切れちゃうし、
野村のアキレス腱も気持ちよくイッちゃうぞ。
このゲームが一番緊張感があるね。
そして、いい成績をあげたチビッコにはとても嬉しい特典があるんだ。
なんと、来年2月から始まる広島の春季キャンプにご招待、
練習生として特訓に参加出来るという特典だ。
選手と同じグラウンドで、選手と同じメニューをこなし、選手と同じ汗を流す。
まさに「ファン感謝デー」にふさわしい、素晴らしいプレゼントだね。
そんなわけで今から楽しみにしてるんだが、
当日まであと3日とせまったのに、どうしたことかファンから参加申し込みのハガキが一通も届かないんだよ。
きっと宣伝が足りないんじゃないかと思うんだ。と、いうわけで、今日は
『浩二ミレニアム“せん”記』
で宣伝してみたというわけさ。
まだ参加申し込みはどしどし受け付けてるんで、元気のいいチビッコからのハガキ、待ってるぜ!