かがやけ7スター!
[11月17日]
ドラフトの前にセリーグ監督会議があって、
久しぶりにセンちゃんと再会したよ。
会議では来季からの「引き分け再試合なし」について、
優勝を勝ち数で決めるのか、それとも勝率で決めるのか、
センちゃん・森さん・長嶋さんで熱い議論を戦わせていた。
え、ボク?
ボクは若松監督と二人で、
「そんなことより、最下位は負け数で決まるのか、
それともマケ率で決まるのかの方が気になるねえ」
「そうだねえ」
なんて話をしていたよ。
さて、ドラフトだ。
一流のプロスポーツ選手にとって必要なのは「心・技・体」の三つだ、とはよくいわれる。
ウチではそのうち、「心」と「体」を重視しているんだ。
技なんてのは練習と頑張り次第であとからついて来るものだからね。
従ってカープのドラフト戦略は、
このあたりを基本方針にしている。
今年は高校生5人・大学生2人を指名した。ファンの皆さんも気になるだろうから、
一人一人紹介しよう。
まずは1位の横松寿一。これは名前に「寿」って入ってるのが縁起がいいね。正月みたいじゃないか。
2位は逆指名の広瀬純。名前が「純」だけに、きっと純粋な心の持ち主だろう。
3位は玉山健太。健康の「健」の字が入ってるだけに、体は頑丈そうだ。鍛え甲斐があるぞ。
4位は石橋尚登。石のようにさぞや頑丈なボディなんだろうね。
5位の田村彰啓は秋田商業出身で、東北の人は辛抱強いというから、
カープの貧しい暮らしにも耐えてくれるだろう。
6位は甲斐雅人。ポジションは遊撃だが、ピッチャーと二刀流だ。
壊れても使いまわしが効くってのは便利がいいね。
最後は7位の岡上和典。和を大事にしそうな名前だ。カープにぴったりだね。
これで大体のイメージはつかんでくれたかな。
どれも将来有望な選手ばかり。1年目からバリバリ働いてもらうぞ。
うちでは1年目の選手は田植えと畑仕事だから、
春までに基礎体力をがっしりとつけておいてくれよ。