
2009/11/17(火)
『あら?ポケットからこんなものが』
今日のメッセージ・テーマは『あら?ポケットからこんなものが』。
☆ ☆ ☆
子供の頃,サザエがマスオさんの上着のポケットをごそごそまさぐり,
「んまっ!」
などと言い出し,キャバレーのマッチを突き出してマスオを土下座させている光景を見ながら,
私は思ったものだ。
「夫婦とはいえ,個人の私物を勝手に取り出して逆ギレするサザエはいかがなものだろう」
「それにしてもこのマスオという男,さえない顔してキャバレー通いとはやるもんだな」
かつてマスオさん的生き方(婿養子としての人生)はダメ男・たよりない男の典型とされていた時代もあったが,
今は評価も見直され,したたかで計画的,将来を見据えたマスオの生き方に憧れ,
婿養子入りは現代では「普通のこと」となった。
これは
“マスオ”という理想的な成功例
があるからであり,
かつてはネガティヴだった婿養子のイメージを,マスオが払拭したといっていい。
だからこそ私は思うのだ。
「あのしたたかなマスオが,キャバレーのマッチを内ポケットに入れたまま,
サザエにそれを見つけられるというヘマをやらかすだろうか?」
そう,「それもまた計算ではないか」
という疑問である。
☆ ☆ ☆
マジックやミステリー小説に
「ミス・ディレクション」という言葉がある。
ある物事から目をそらさせるために,別の目立つものを出して,注意をそちらにひきつけるのだ。
マスオは,「キャバレーに行ったときはいつも内ポケットにマッチが入っている」というヘマを繰り返すことで
ミス・ディレクションを作り出し,“真の浮気”の隠れみのにしているのではないだろうか?
サザエの中では「マスオの浮気=内ポケットにマッチ」という方程式が成り立っていて,
まさか
ポケットからマッチが出ない日に,実はマスオが浮気をしていようなどとは夢にも思っていない
のである。

実は計算高いマスオ
☆ ☆ ☆
キャバレー通いを偽装するマスオ。
それを知りながらいざというときの切り札に見て見ぬふりをしている波平。
頭の切れるカツオはマスオの浮気に気づいているが,
マスオの身辺調査の際にタラオの出生に関するとんでもない秘密を知ってしまった。
そしてなぜサザエとカツオはあんなにも年が離れているのか,
決して明かされないフネと波平の知られざる過去。
複雑な事情が絡み合い,
磯野家の「明るくほがらかな家族だんらん」は危ういパワーバランスによって成立している。
ポケットの中にはとんでもないものが入っている。
もし,その封印をといてしまったら,磯野家は家庭崩壊し,
日本全国の日曜夕方のお茶の間は暗闇に包まれるだろう。
ポケットの中のものは,決して取り出してはいけないのだ。
【朝食】 625kcal
・黒糖パン5個(625kcal)
【昼食】 957kcal
・ご飯(380kcal)
・みそ汁(27kcal)
・おかず(推定200kcal)
・パン(350kcal)
【夕食】 1000kcal
・パン(350kcal)
・カレーライス(650kcal)
【合計カロリ】 2582kcal
【運動】
・ウォーキング(夕40分)
・犬の散歩
【重量】 100.7ヨウゾウキロ(朝10:00)
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