
2009/11/13(金)
『外遊び,思い出選手権!』
今日のメッセージ・テーマは『外遊び,思い出選手権!』。
子供のころの外遊びといえば,「鬼ごっこ」「缶けり鬼」「手つなぎ鬼」
などなど…
そう,あのころ,“鬼”は実在した。

鬼ごっこで「鬼役」になった子供は,「人間役」たちを追いまわし,捕まえる。
この「捕まえる」という行為は「食べる」という行為のメタファである。
そして人間たちを全員つかまえれば(=食らえば)鬼の勝ち。
一方,人間側はたったひとりでも鬼を出し抜くことが出来れば,「人間の勝ち」となるのである。
なんという理不尽!
鬼はすべての人間を根絶やしにしなければいけないのに,人間はたった一人でも鬼に勝てばいいのだ。
鬼というものはそれくらのハンディキャップが必要なほど圧倒的な強さを持ち,はるか頂点に君臨する存在なのである。
ビバ・鬼!
ところが,だ。
そんなにも強くたくましい鬼なのに,じゃんけんで鬼を決めるとき,
こどもたちのルールでは多くの場合,
「負けた方が鬼を“やらされる”」
のである。
☆ ☆ ☆
「鬼ごっこ」「缶けり鬼」「手つなぎ鬼」において,鬼は主役である。
人間は鬼に捕まって食われる存在,虫や草や石のようなものだ。
なのに,なぜ子供たちは主役の鬼ではなく,“殺られる側”の人間を好んで選びたがるのか?
これは,日本人は先天性マゾヒストだからだ。
☆ ☆ ☆
「なぜ日本人はアメリカの言いなりなんだ!」
「なぜ日本人は北にミサイルを打ち込まれて黙っているのか!」
「なぜ日本では辛抱・我慢が美徳とされているのか!」
諸外国は外交に対し受身な日本人に疑問を抱くという。
しかし,それらはすべて「鬼ごっこ」で説明できる。
日本人は強いものと弱いものなら弱いものを選ぶ,生まれついてのマゾヒストなのだ。
(日本でもっとも人気のある時代劇のひとつである『水戸黄門』が,
すぐに印籠を出さず,物語序盤,いや,終盤近くまで悪代官にやりたい放題やられるのは,
日本人のマゾ属性によるものである)
☆ ☆ ☆
子供のころ,私は鬼にあこがれていた。
じゃんけんをしながら,
心のどこかで「鬼になりたい」と思っていた。
そして十数分の一の競争を勝ち抜き,いや,負け抜き,
ようやく念願の鬼になると,心おどらせ仲間たちを「食って」いった。
しかし,逃げ回る人間たちを食い散らかし,やがて最後のひとりを残すのみとなったとき,
私の胸にはどうしようもない刹那さと物悲しさが去来する。
あとひとりを捕まえて「食った」とき,ついに人間は全滅し,
鬼もまた,消滅するのだ。
【朝食】 786kcal
・あんぱん6ヶ(786kcal)
【昼食】 607kcal
・ご飯(380kcal)
・みそ汁(27kcal)
・おかず(推定200kcal)
【夕食】 900kcal
・パスタ(推定900kcal)
【合計カロリ】 2293kcal
【運動】
・ウォーキング(朝40分)
・犬の散歩
【重量】 99.8ヨウゾウキロ(朝9:00)
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