
2010/06/10(土) 浅尾ピカピカだ
▼直倫、読売ぶっ飛ばす
1死満塁でバッターは俺たちの直倫。
原監督はさぞや「あのサイン」を出したかっただろうが、
満塁では出せない。押し出しになってしまうからだ。
確かメジャーに行くとか言ってたのに何故か読売にいる藤井が投げた渾身のスライダーは、
左中間を突き破り走者一掃の3ベース!
この瞬間、全国の野球ファンが「直倫の時代がやってきた」
ことを感じた。
▼山井、恒例の復活の予感
定期的に復活を予感させては梅雨時の天気予報のように予感が外れる俺たちの山井が、
今度こそ復活の予感だ。
この日の山井は7回途中まで江戸川のソロによる1失点のみ。
被安打3、奪三振10の快投でウルトラ・ソウルを見せた。
通算20勝のうち7勝が読売戦という山井だが、
この復活が本物なら、読売なんてチョロい。
▼原、イケメンを揺さぶろうとして失敗
7回読売の攻撃、2死一二塁でバッターはゴルフこと由伸。
マウンドには俺たちの浅尾。
観客が固唾を呑んでイケメンvsデブの勝負を見守ってると、
打席の途中で読売ベンチから原監督がひょこひょこと出てきて、
審判にこう言ったのである。
「ピカピカだよ!浅尾がピカピカだよ!」
「な、何言ってるんですか…?」
どうした原。浅尾の爽やかさがまぶし過ぎるという話か。
確かにマウンドの浅尾はピカピカに輝いて見えるかも知れないが、
そんな話は審判じゃなく『プロ野球ai』にでも投書しろ。
ところが、よくよく話を聞くと、浅尾のグラブのひもがほどけていて、
金属部分がピカピカして由伸が打席に集中できない、という事らしい。
素直な浅尾はこのイチャモンにも「はい、じゃあ直します」と爽やかに紐をキュッと締めなおし、
勝負を再開。
集中できるようになった由伸は、浅尾の直球に集中力全開の見逃し三振。
由伸は打席で立ち尽くし、原監督はベンチで座り尽くすのみだった。
「…今の君はぁ〜…ピカピカに光ってぇ〜…あきれかえるほど〜…素敵…」
▼吉野家が今日も大繁盛
中日が読売に2連勝したからには、俺たちファンもじっとしてはいられない。
このカードの3勝を間違いないものにするために、
今日も全国のうなぎ屋には中日ファンの長い行列が出来るのだった。
「おやじ!山椒(さんしょう)たっぷり頼むよ!」
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