
2010/06/20(日) 竜、まるで岡田ジャパンだ
▼岡ちゃんがんばる
戦前は、予選リーグ0勝3敗での敗退も予想されていたワールドカップ日本代表だったが、
いざ始まってみればカメルーンを一瞬で撃破、
優勝候補オランダに1失点の最少点差での惜敗、
これで得失点差で優位に立った日本は、最後のデンマーク相手に引き分けでも快勝トーナメント進出と、
下馬評をひっくり返す快進撃を見せている。
「も、もしかして行ける…かな…?」
▼評論家赤っ恥

「やっぱ岡田最高や!」
これには「よくて2敗1分。1トップを止めるという条件付きで。ぷげら」
と口を揃えて批評していた日本のサッカーに詳しい人たちも赤っ恥。
カメルーンに勝った試合の直後には
「智将・岡田!」
「決まった1トップ!」
と手のひらを返し、しまいには
「大会直前の3連敗は、
本番で勝つための意味のある敗戦だった」
とまで言い出したのである。
▼どこかで見たような
そんなサッカー日本代表にドラゴンズの姿が重なってみえる。

今季は読売にエース吉見以外で勝ったことがない。
「格下には勝つけど、格上にはサッパリ勝てない」
なんて、まるでワールドカップ本番直前の日本代表と同じではないか(!)。
▼岡田監督の「オレ流」
そう、前哨戦はいくら負けてもいいのだ。
ワールドカップ直前にメンバーを大胆に入れ替え、試行錯誤を繰り返した岡田流。
敵の偵察部隊も「いったい日本のエースは誰なんだ。キーパーは誰がやるんだ」
と大混乱に陥ったはずだ。
敵をかく乱し、本番での勝利を最優先に考える、落合采配に実によく似ている。
正直もう、
「岡ちゃんは落合采配をパクっている」
といっていいほどだ。
「君達にはわからなくて結構」
どれだけ逆風が吹こうと、自分を信じ、選手を信じる。
何を言われても動じず、自分を曲げず、
誹謗中傷にじっと耐え、
勝つことで周りを黙らせた岡田監督の本棚には、
落合監督の著書がズラリと並んでいるはずだ。あとテリー伊藤の本も。
「なんと言われようと、オレ流です」
▼今年の漢字
手のひらは返すためにある。
いま、ドラゴンズが読売になかななか勝ち越せず、
5割付近をうろうろしているのは、
シーズン終盤に中日ファンに一斉に「手のひら返し」をさせるための布石である。
毎年年末には京都の寺で「今年の漢字」が発表されるだが、
今年の漢字は
で決まりだ。
4.ひとつ戻る
/
0.トップに戻る