
2010/05/05(水) 10年後の竜戦士たちへ
▼こどもの日の謎
5月5日。
日本3大奇祭日のひとつ、「こどもの日」だ。
たとえば「敬老の日」なら「老人を敬う日」だと分かる。
「成人の日」は成人になる日。「体育の日」は体育をする日だ。
では「こどもの日」は?
「子供になる日」でもなければ「子供をする日」でもない。
「こどもの日」とは、子供をどうする日なのだろう?
▼チビッコ大集合
こどもの日のナゴヤドームは子供客であふれかえった。
阪神ファンの子供1万9000人、
中日ファンの子供1万9000人。
しかし、試合開始から3時間30分後、
両サイドの子供たちの明暗は分かれた。
▼架空のアンケート〜阪神編〜
本紙は両軍を応援していた子供たちのアンケートを取ってみた。質問は、
「このゲームを見てどう思いましたか?」
まずは阪神ファンの子供たち、続いて中日ファンの子供たちの順に掲載する。
「中日弱っ!へへへーん」
「やっぱ城島最高や!
矢野なんていらんかったんや!」
「やっぱチームを強くするにはゼニや!
ゼニのあるもんが勝つように出来とるんや!」
「帰ったらさっそくクラスの中日ファンをいじめたろ!」
▼架空のアンケート〜中日編〜
「チェンでもこんなことがある。
でも、勝って得るものより負けて得るものの方が大きいんだ。
チェン頑張れ!僕も頑張る!」
「何でも思い通りに行くわけじゃないよね、
野球も、人生も。そして壁にぶつかったときどうするかが大事なのよ、
中日も、あたし達も!」
「弱さを知ったものだけが本当の強さを手にいれることが出来る。
僕、明日クラスのいじめられっ子に声をかけようと思うんだ」
「和田さんのホームランは子供パワー。
ぼくたち子供は果てしない可能性を持っている。僕、がんばるよ!」
同じ試合を見たチビッコたちだったが、
それぞれ感じ方は違ったようだ。
阪神ファンの子供たちは、この日のことを三日もすれば忘れるだろう。
中日ファンの子供たちは、この日の思いを胸にやきつけ、
たくましく成長して行くだろう。
子供たちが大人への階段を一段あがる日、それが「こどもの日」なのだ。
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