
2010/04/23(金) 小山、和製セサルだ
▼小山、和製セサルだ
先発マスクはしげるだったが、自分の役割(後述記事参照)を果たすと
俺たちの小山に交代、
その小山が8回からファーストの守備についた!
日ハム時代は「ショート以外は全て守ったことがある」という小山。
ということは、内外野どこでも守れるセサル級の働きが期待出来るということだ。
このところ俺たちのセサルは超能力の濫用でやや疲
れが見えることもあり、
今後は小山が「アライバに代わるスーパーサブ」となることもありそうだ。
▼チェン行かせない
「しげる、頼むぞ!」
全国中日ファンのそんな声が聞こえて来そうだ。
この日、先発は俺たちのチェンだったが、
いつもの小山ではなくしげるがマスクをかぶった。
何故自分がマスクなのか、しげるはその意味を理解している。
本来ならキャッチャーの仕事は投手に気分よくその日のベストの投球をさせること。
チームを勝利に導く手助けをすること。
しかし、マスクの下でしげるはある決意を固めていた。
「…チェンをメジャーに行かせてはいけない!」
▼しげる、鬼になる!
その試合の勝利より大事なことがある。
目先の1勝よりもこれからの何十勝、何百勝。そして大切な仲間たち。
四回2死からしげるは動いた。
ランナーを2人出してバッターは城島。
しげるは鬼になった。
鬼は、城島の得意コースを知っていた。
うなづくチェン。チェンは、しげるのミットだけを目がけて投球した。
▼さよならスカウト
痛烈に抜けていく打球を見ながらチェンは思った。に違いない。
「メジャーの控え選手でこのレベル…
今の僕の力では通じない…
もう10年は日本のドラゴンズで修行を積まないといけまチェン…!」
そしてスタンドで見ていたメジャーのスカウトは、
「聞いていた話と違う」と言って試合途中で席を立つのであった。
▼荒木、盗塁王へ向けて始動
赤星の電撃引退により、
オフの間に今季の盗塁王が
確定した俺たちの荒木は、自らにハンデを課し、
「開幕から1ヶ月は盗塁はしないでおこう」
と決めていた。に違いない。
目の前にあるものをただ取るのは拾い物である。
盗塁は「盗む」ものであって落ちてるものを拾うことではない。
荒木は自分自身のプライドのために、盗塁開始をいつもより1ヶ月遅らせたのだ。
そしてこの日、ようやく荒木の今シーズンが始まった。
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