TANEDA☆EXPRESS

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11月16日(金) 今日の種田仁

種田、TVKに出演!

 この日、テレビ神奈川のベイスターズ応援番組『ベイスターズくらぶ』に 種田がゲストで出演した。 関東圏の番組でのテレビ出演はおそらく 国税局絡みのあの事件で出演した夕方のニュース以来4年振り と思われる種田だったが、司会者からの 「トレードが決まったときの感想は?」「あのガニマタ打法はいつから?」といった これまで20万回以上はされたであろう同じ質問 に、 これまで20万回以上は答えたであろう同じ答え を(嫌そうな表情は地顔なのでともかく)嫌そうな態度ひとつ見せずに答えていたが、 種田がひとつ答えるたびに必要以上に笑いが巻き起こるスタジオに、 野球のレベルはともかく、笑いのレベルでは横浜でレギュラークラスを確信 したか、トレードで唯一心配されていた引退後の進路にも一筋の光明が見え、 終始余裕の表情の種田だった。

  「いやー、サンドラなら流される場面でもようウケてたわ。 関東の芸能界、定岡さんやデーブさんでも食っていけるはずやで。 ま、とりあえず今後の目標はオフのレギュラー定着やな!」

資料提供:まいちゅさん(『たねっち』主宰)


4月19日(金) 今日の種田仁


種田、電撃トレード!!

 「なんや、ハマの問題児こと波留がウチに来るらしいやないか。 まあシーズン前から噂はあったけどな。交換要員は正津やったっけ? あいつも大変やなあ。  森のおっさんに監督が代っていろいろあったらしいからなあ、あのチーム。 そりゃ波留が逃げ出したくなる気持ちも分かるっちゅうねん。 なに?正津ちゃう?…俺?

 19日、中日・種田、山田博と、横浜・波留の2対1のトレードが発表された。 波留は98年の横浜の日本一にレギュラーとして貢献したが、森監督就任と同時に名指しでトレード要員に指名、 「出すなら早よ出さんかい!」 と森批判をし予想通りにホサれていた。 一方、種田は昨年代打で連続出塁の日本記録を樹立、カムバック賞を受賞したが、 オフのテレビ番組では 「レギュラー?無理無理、どうせ僕は補欠ですから」「監督がそういう方針なんで」 とセンイチ批判を繰り返しており、 偶然とはいえ 反乱分子同士の交換トレードとなった。新背番号は種田が「12」、 山田博が「34」、波留は中日で「8」をつけ、これまで8をつけていた森野は山田博のつけていた「16」 に変更になる。

 種田のような悪人キャラ、もとい、個性的なタイプが管理野球・森ベイでどうなるのか心配されるところだが、 それよりもっと心配なのは 7→8→16とだんだん背番号が大きくなり、なんだか平田みたくなってきた森野 だ。



3月31日(土) 今日の種田仁

種田、サヨナラ内野安打!

 「気合いや気合い!野球は気合いやで!」

 まさに「野球の怖さ」「種田の怖さ」があらわれた一戦だった。 2−2の同点で迎えた9回裏、エラーと送りバントで2死二塁の場面でバッターは代打・種田。 黒田の速球の前に種田はボテボテのショートゴロだったが、 ガニマタにみとれていた東出 のキャッチングのタイミングが合わず、 一塁送球が出来ず内野安打に。 おそらくアウトと思って打球を見ていなかっただろう二塁ランナー・荒木 は三塁を蹴って猛然とホームに暴走、 それがキャッチャー・西山の落球を誘い、 1本もまともなヒットがないまま 中日がサヨナラ勝ちしてしまったのだった。

 平凡なショートゴロでサヨナラのお立ち台に立ってしまった種田。 黒田が呪われてるのか、種田が呪っているのか。 オープン戦絶不調の種田だったが、フタをあけてみればきっちり初打席・初タイムリー・初勝利打点。 今年もガニマタパワーは健在のようだ。

03/31(土) 代打 遊安 ---- ---- ---- ---- 1.00 ○広 野口
03/30(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- 0.00 ○広 山本昌


1月3日(水) 今日の種田仁


種田、岡崎で盛況トークショー!

 「車を降りたら雪降ってんで! 何やここは?アラスカか? 何でオレが今さら強制収容所やねん!3年前ならまだしも。 …って思うたわ」

 日本の秘境・岡崎の地に訪れた種田を寒風と雪が出迎える。 「種田選手トークショー&握手会」と銘打たれたこのステージには、 近所のヒマそうな子供や散歩中のおじいさんら、 同じ日に植田で行われた野口のサイン会のおよそ4分の1にもあたる百余名が集結した。

司会「種田さん、代打連続記録はいつ頃から意識しましたか?」
種田「別に意識しなかったですよ」
司会「あ…そうですか…。あ、あの、11打席連続記録の、えーと、覚えてますか?」
種田「何を?」
司会「え、あの、その、数を…」
種田「数くらい覚えてますよ。人をあほみたいに」
司会「ご、ごめんなさい」

 寒くて早く帰りたいのか軽快なトークで女性司会をいじめる種田。 ひとしきり代打連続記録と持ちネタのケガの話題で盛り上がったあと、 種田の来季にかける意気込みを、(よせばいいのに)司会者が尋ねた。

司会「種田選手!来年は是非レギュラーを獲ってくださいね!」
種田「無理です(キッパリ)」
司会「は、はい?」
種田「ボクは補欠なんで」
司会「そ、そんな、頑張ってくださいよ!」
種田「カントクの方針やからね。仕方ないわ」
司会「………え、えーと、それでは握手会の方にうつらせていただきすぅー!」

 当初13:30〜15:00の予定だったトークショーも、 岡崎の寒風で観客の凍死を気遣った種田の粋なはからいと、 突然のセンイチバッシングに主催者側が危険を感じたのか20分程度でさっさと切り上げ、 14時を回った頃には会場には犬一匹いなかった。



12月1日(金) 今日の種田仁


種田、契約更改!

 「今年はまさに種田イヤーと言ってええやろ。 “種田いやーん”ちゃうで、“種田Year”や。 不甲斐ないドラゴンズの今季ペナントレースの中で、 このオレのカムバック賞だけが唯一ナゴヤに希望の光を与えたんや。 ああ、今日の契約更改が楽しみやなあ。 今年の2000万から、背番号と同じ4900万はもらいたいところや。 何せオレの応援歌は“輝く瞳と背番号”やからな!」

【球団事務所】
「種田君、キミの来季の年俸だが、やはり背番号にちなんだものにしたいんだ。」
「ホ、ホンマですか!ありがとうございます!!」
「じゃ、4400万で」

 「ディンゴ(44、途中退団)と 吉原さん(00、トレードでオリックスに放出)って、どういう意味やねん!」



10月5日(木) 今日の種田仁


種田、クラウン賞・優秀選手賞受賞!

 この日のナゴヤドーム最終戦終了後、 中日スポーツ主催・トヨタ自動車協賛の「クラウン賞」の表彰式が行われた。 「ファンが選ぶ中日のMVP」とでもいった意味合いのこの賞には、 今年はノーヒットノーランに最多勝のタイトル獲得確実のメルビン・バンチ投手が選ばれ、 また優秀選手賞には、山本昌・立浪・種田の3選手が、 特別賞にはギャラードが選ばれた。 最優秀選手賞のバンチにはトヨタ自動車からクラウン・マジェスタが贈られる。

 「ちょっと待てえ!バンチってアイツ、日本での 運転免許持ってない やないかい! 免許持ってないやつに車やってどないすんねん! その車オレがもらったるわ、オレが。
 オレのBMWな、
走ると節々から水がポタポタと落ちて来よる
ねん!」


 その頃、シーズン終了を待たずにひと足先にアメリカに帰国したバンチは、 この休みを利用して国際免許の講習を受けているのだった。


10/5(木) 6番サード ニ併 右飛 三ゴ 中安 三振 ---- ---- ---- .317


9月24日(日) 今日の種田仁


20世紀最後の東京エッグで

 「今日もし負ければ読売が優勝や。目の前で 元木が胴上げするとこ なんか見たないからな。ちょっと気合い入れて行こか!2!」

 今日も先制したのは中日。2回に5番・立浪が一塁内野安打で出塁すると、 6番・種田がライト前ヒットでつなぎ無死一二塁。7番・井上三振のあと、 8番・中村さんが 東京エッグ最終戦という事でいつもより風速が3倍強になってるエッグ上空の風 にうまく乗せた鮮やかな3ランを放ち、3点を先制したのだった。 中日はその後も立浪のタイムリーで1点を追加。 種田は第3打席で四球で出塁したが、代走・李に途中交代。 そして4−0で中日リードで迎えた最終回。 江藤・ニ岡が

広島を捨てた男たちによる原爆投下


9/24(日) 6番レフト 右安 三振 四球 ---- ---- ---- .332
6回に代走・李と途中交代

9月23日(土) 今日の種田仁


種田、胴上げ阻止タイムリー!

 「今日もし負ければ読売が優勝や。目の前で 元木が胴上げするとこ なんか見たないからな。ちょっと気合い入れて行こか!」

 中日は初回にくるぶし(*1)のソロで先制するも、 その裏、ナゴヤのダニエル・カール(*2)の暴投で簡単に同点にされてしまう。 しかし中日は5回に 赤プリ(人)(*3)の9号ソロで勝ち越し、 7回にはまたも赤プリ(人)のタイムリーに、 マリネラ国王 (*4)のタイムリーが重なりダメ押しの2点を追加。2連戦の緒戦を制し、 マジック「1」としている読売の胴上げを阻止した。

(1)…本名・福留孝介。 骨折した箇所は治癒すると前より頑丈になると言われるだけに、 ローキックには絶対の自信を持つ。ジャッグルで目の前に落としたボールを蹴っとばす力も一層パワーアップだ。
(2)…本名・メルビン=バンチ。 リップサービスで「日本で選手生活をまっとうしたい」と来日時についうっかり口を滑らせてしまったのが運のツキ。 チームメイトに国際会話では全く通用しないナゴヤ弁を教え込まされている。
(3)…本名・立浪和義。 「赤いジャージをまとったプリンス」の略らしいが、プリンスはジャージなんか着ない。
(4)…本名・種田仁。 「美少年キラー」こと元木大介(読)とは長い付き合いだ。 仲がいいという話は聞いた事がない。

9/23(土) 6番レフト 右飛 左2 左2 ---- ---- ---- .331
7回に代走・李と途中交代

9月17日(日) 今日の種田仁


種田、決勝タイムリー!

 「昼間、シドニーオリンピックの日本とアメ公の試合見てたけど、 アメ公、全然たいしたことあらへんっちゅーねん。 10年前と同じ相変わらずただブン回すだけの野球や。 そらフミでも抑えるっちゅーねん。 進歩っちゅうもんがあれへん。時代は常に流れてるんやで。今、時代はガニマタ!ガ・ニ・マ・タ!」

 1−1の同点で迎えた4回、2死ながらランナー一・二塁で迎えたバッターは昨日猛打賞の種田。 ここで種田は左中間に走者一掃の勝ち越しタイムリー2ベース、 この試合の勝利打点を挙げ、久々のお立ち台とな るのが普通なのだが、今日は日曜日という事で球場にもたくさんのチビッコが来場、 昼間のオリンピック予選で日本がアメリカに敗れたこと、 読売の野球があいも変わらずつまらない野球で視聴率もグイグイ落ちていることなどから こんな半分消化試合の中日戦でも視聴率はそれなりにある。 そういう配慮も含め放送禁止の種田の姿がテレビ中継にうつ る事は今日もなく、ヒーローインタビューは6イニングを1失点に抑えた前田だった。

 「どないなっとんねん!猛打賞でも、決勝タイムリー打ってもお立ち台に呼ばれへんっちゅうのはどういうこっちゃ! 前田さんなんて1失点やけど、6安打でしかもイニングの途中降板やで? 昨日のたっちゃんといい、ちょっとお前ら 三十路に甘い んとちゃうんかい!」

 「ごち!今度チロルチョコおごるわ!」(前田)


9/17(日) 3番サード 捕邪 左2 ---- ---- ---- ---- .327
5回にサード・渡辺と途中交代

9月16日(土) 今日の種田仁


種田、復活猛打賞!

 「今日からオリンピックが開幕らしいやないか。俺も世界の舞台で 種田・ミレニアムオープンスタンス を見せ付けたかったわ。オーストラリアの伝統がアボリジニなら、中日の伝統はこの種田仁やっちゅーねん!」

 先制は2回、2死から種田のセンター前ヒットが足がかり。続くゴメスのライト前ヒットで2死一三塁にすると、 ヤクルトのビジター用赤いアンダーシャツに興奮した立浪選手会長 (三十路)がレフト前へタイムリー。久々に塁に出た種田をホームに生還させた。 その後、3回にゴメスのホームラン、5回には再び立浪選手会長 (興奮中) がタイムリーを上げ、3点を奪った中日がバンチ→岩瀬→ギャラードの継投で逃げ切った。 種田は4の3の猛打賞。

 「なんや、お立ち台はオレやのうてタッちゃんかい!…まあタッちゃんも、今回の水害の被災者に 赤ジャージ 寄付したり大変やったからなァ、まあええわ。 ここんとこちょっと打撃不調やったけど、今日の猛打賞で オレのBMW同様、一気に水面に浮上ムード や!ガンガン行くで〜」


9/16(土) 3番レフト 中安 ニ安 右安 右飛 ---- ---- .326

8月31日(木) 今日の種田仁


ポスト種田は?!

 5回に2死二三塁のチャンスを迎えた種田だったが、ここはスカポンとサードファウルフライ。 この時点で試合は11−0で広島大量リードと大勢は決していたため、種田はここでお疲れとなった。

 「気になるなあ…。今日もヒット打ったのに、勝手にオレが“疲れている”ことになってる…。 誰や?センイチはオレの代わりに誰を使いたがってるんや!?

 5回からは種田の代わりにレフトには李が入りピッチャーは宮越。2イニングを無難に抑えると、 8回からはルーキー朝倉が登板した。
 「ピッチャー宮越に代わりまして、高橋が入りファースト。 ファーストの筒井がレフト

 「お前かあぁぁあっ!」


8/31(木) 3番レフト 左飛 中安 三邪 ---- ---- .342
5回にP宮越と途中交代(レフト→李)

8月30日(水) 今日の種田仁


種田、ダメ押しの7号ソロ!

 「投げてるのが山本さんやろ? 2点差以内で投げてる山本さんは9回に必ず失点するの法則 があるからなあ。 いわば今日の勝利は、オレの3点目のホームランのおかげちゅうわけや」

 と言われても、 「なるほど、その通り」 と中日ファンの誰もが頷く値千金の3点目は、 6回の表に飛び出した。 2−0と いかにもこのままだったら最終回に追いつかれそうないわゆる「山本昌ペース」 で進んでいたこの回、先頭の種田がまずはレフトスタンドに7号ソロを叩き込み3点目。 続く4番ゴメスもセンターバックスクリーンに20号ソロを放り込み4−0とし、 もう山本昌が最終回に金本に2ランを浴びても安心な“安全圏”を確保すると、 気分をよくした山本昌はその後スイスイと9回を完封した。

 「にしても今日はホームラン打った直後にジョンボンと交代や。 新聞読むと、センイチが“種田は疲れとる”とか言うとるそうやないか。 何でやねん。せっかく掴んだスタメン、誰にも渡すかい! …しかしなんや、 清原さんを出すために長嶋さんがマルちゃんを無理矢理「疲れてる」ことにして幽閉した ときと感じが似とるなあ…。気のせいか?」


8/30(水) 3番レフト 三ゴ 二ゴ 左本 ---- ---- .343
6回にレフト李と途中交代

8月13日(日) 今日の種田仁

種田、ツーベース2本!

  阪神なんかに負け越すようでは優勝どころか2位も危うい 対阪神3連戦・第3戦、先制のタイムリーはやはり種田だった。 1死二塁から左中間へ放ったガニマタ・ツーベースは貴重な先制点を奪取。 その後前田が3点を失い逆転されたが、6回には2アウトからやはり種田が 今日2本目のツーベースでチャンスメイクすると、ゴメス敬遠で2死一二塁。 「ここで選手会長がオレを返してくれれば、お立ち台は2ベース2本のオレかな。クックック…」 と、種田が塁上で考えるまでもなく立浪は初球をスカポンとセカンドゴロで、 種田の作ったチャンスを気持ちよくデリートした。
 そして8回、今度は種田凡退のあとに立浪は逆転のツーベース。 このたった1本のヒットでめでたくお立ち台の座をゲットした貴公子・立浪、 前日、ヒーローインタビューの場面をラジオでもテレビでもカットされた種田 との「役者の違い」を見せつけたのだった。

 「なんか騙されてるわ!何でスタメン3番で2ベース2本も打ったオレより、 途中出場でオレが作ったチャンスで凡退したヤツが目立っとんねん! 昨日なんかヒーローインタの中継もなかったらしいやないか!」


8/13(日) 3番ライト 左2 遊ゴ 左2 一ゴ ---- .350

8月12日(土) 今日の種田仁

種田、猛打賞でお立ち台!

 「♪猛打賞〜猛打賞〜。中日のクリーンナップはやっぱりオレやっちゅうコトや! 水前寺清子は“♪3歩進んで2歩下がる”なんて歌っとったが、 “♪3本打って猛打賞”が男の生きる道やっちゅうねん!久々のお立ち台やで〜」

 初回のセンター前ヒットが皮切りだ。 今日の種田は3回には1死二塁からタイムリー2ベース、 7回には2死二塁からライト前タイムリーヒットと猛打賞&2打点の大活躍。 全国中継ではなかった事もあって 何とお立ち台に上がってしまった。 だがしかし、せっかくの活躍にも関わらずこの日の『星野ミレニアム戦記』では今日のヒーロー・種田について「た」の字も触れられず、 「きのうは報道陣にノーコメント、失礼した」と試合に関係のないコメントで始まった『ミレ戦』に、 報道陣をシャットアウトした前日、誰が『ミレ戦』を更新したのか という疑問で読者は夜も眠れず、今日のヒーローが誰だったかなど既に忘却の彼方だった。


8/12(土) 3番ショート 右安 左2 三ゴ 右安 ---- .346

8月1日(火) 今日の種田仁

大量リードで種田温存

 「やはりここぞという時の種田仁言うこっちゃ。 今日みたいな大量リードの試合、オレを使うのはもったいない。 今日から始まる6連戦、阪神相手に最後まで手の内を隠さなアカン。 そんなセンイチの気持ちが痛いほど伝わって来たで。今日のところはベンチでじっと辛抱や!」

 阪神相手に11−1と圧勝、 読売戦で負け越した鬱憤を弱いものイジメで解消した中日だったが、 最後まで種田の出番はなかった。


 「今日は楽な試合展開だったから全部の選手を出したよ。鈴木郁に大西、久慈・神野。 …あっ、種田忘れとった!

 「ちょっと待てーいセンイチー!」


8/1(火) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .323

7月30日(日) 今日の種田仁

種田、本塁憤死!

 0−1と中日1点ビハインドで迎えた8回、 先頭の種田がレフト前ヒットで出塁すると、 続く井上が四球、中村の送りバントで1死二三塁と一打逆転の場面に。 ここで代打・神野のサードゴロの間に種田が猛然とホームに突入するが、 杉山のブロックに阻まれタッチアウト。 「走塁妨害じゃないのか!」と抗議する種田だったが、 大西の復帰カードという事もありセンイチは全く無視 、その後の関川の明らかな内野安打セーフを小林毅二にアウトと判定されても、 最後までベンチから出てくる事はなかった。

 「杉山のヤツ、オレが突っ込んでも全然ビビらん。 アカンなあ。これからはガニマタで本塁突入の練習や」


7/30(日) 6番レフト 右飛 二飛 左安 ---- ---- .323

7月28日(金) 今日の種田仁

工藤 vs 種田

 3−4と中日1点ビハインドの5回裏2死二三塁、一打逆転の場面で代打・種田が登場だ。 「ここで打てばオレがヒーローや!へっへっへ、今日はヒーローインタビューで何言おかな。へっへっへ」と、 薄ら笑いを浮かべる種田にビビった工藤はゆるゆるのフォアボールで2死満塁に。 「チッ、逃げよったか。ヒ−ローなり損ねたわ!」。 種田にビビリ負けした工藤などもはや左の槇原、 工藤は続くゴメスにガッコーン!と逆転2点タイムリーを打たれ、めでたく轟沈したのだった。


 「今日は5回のオレの四球が効いたな。アレがあらなんだらレオのタイムリーも出えへんかった。 3番バッターの仕事は打つだけやない。こういうつなげる仕事も重要なんや。 これでまた一歩スタメンアピールやな。 どやっ!見たかセンイチ!!」

 「今日は種田の四球が効いたな。また一つ 代打の切り札 として男をあげたわい」

 「ちょっと待てーいセンイチー!」


7/28(金) 代打 四球 四球 三ゴ ---- ---- .315

7月20日(木) 今日の種田仁

 「さぁー、今日で前半戦も最後や!あの地獄の4月から、夢にまで見た貯金生活が出来たのはやっぱり… オレやなあ。オレのおかげやよなあ。前半のヒーロー・この種田仁が今日も大活躍したるで!」

 中日はヤクルト先発・川崎を打ち崩し5イニング5得点でKO、 5−3で接戦をモノにした。 ヤクルトは6回から2イニングを左の石井弘寿が投げたが、 井上に回らなかったため今日は代打・種田の出番はナシ。 前半戦最終戦はベンチを温めたままで終わった種田だった。

 「8回からレモンに代えやがって。オレを恐れて逃げたな、若松。 何や、連続出塁途切れてからヒット打ってない気がすんねんけど。…んー、念のため、 球宴中に森野に雪印製品のお中元でも贈っとこか」


7/20(木) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .320

7月18日(火) 今日の種田仁

種田、バースデー投ゴロ!

 29歳のバースデーを迎えた種田は先発が左のハッカミーだというにも関わらずスタメン落ち。 すっかり「代打の切り札」として信用されてしまった印象だが、 9回2死一二塁で井上に代わる代打として登場。 神宮球場レフトスタンドに掲げられた横断幕では 「バースデーアーチ、種田仁」なる ご無体な要求 をされてしまった緊張からか、得意のブン回しで敢え無くピッチャーゴロ。 誕生日を記念のヒットで飾る事は出来なかった。
 しかし、この日は種田29歳記念からか「背番号29」の前田が まさかの7イニング2安打1失点 の好投で勝利投手に。「種田魔力」は前田ですら勝利投手にしてしまうのか、と 鶴田・佐野あたりに夢 を与えている。

 「背番号は四重苦やけど 年齢は二重苦や。 何にしても苦しみが減るのはええこっちゃ。 …なに?合わせて六重苦やと!?合わせるなボケ!」


7/18(火) 代打 投ゴ ---- ---- ---- ---- .331
9回、Pギャラードと途中交代(ライト→荒木)

7月16日(日) 今日の種田仁

記録ストップ

 ここまで代打連続出塁の日本記録を更新中の種田だったが、 この日は7回、2死一二塁の場面で井端に代わり代打出場。 野村謙二郎の前に転がすという狙いはよかった が、野村が珍しくサードゴロを無難に捌くファイン・プレーを見せたため連続出塁は「11」でストップ。 記録更新はならなかった。記録ストップは残念だが、これによりようやく 種田の出塁記録が更新される度に激しさを増していた伊豆諸島の火山活動も沈静化の兆し を見せており、列島には再び平和がよみがえりそうだ。

 「あんまし代打でばかり打つと、センイチが代打でしか遣わんようになるからな。 っていうか最終回、何や知らんけど俺セカンド守らせれたんやけど、 何や?来年の選手会長はオレか?」


7/16(日) 代打 三ゴ 一邪 ---- ---- ---- .333

7月12日(水) 今日の種田仁

種田、記録を「11」に更新!

 今日は大量リードで代打で出てきた種田。 阪神・吉田豊彦の1−3からのド真ん中を見逃すなど、 連続出塁記録更新への色気で頭がいっぱい、明らかに守りに入っていた ものの、続く2−3からの外角高目を選んでフォアボール、 代打での連続出塁記録をさらに「11」に伸ばした。

 このときCS中継で解説を担当した高木守道(前監督)は、 「種田は私にとって一番思い入れのある選手なんですよ。 バッティングについていろいろ厳しい事も言いました」と、 種田が日本記録を達成した途端に突然 「オレが種田を育てた」 とでも言わんばかりの大自慢大会を開始。 背番号を譲ってやっただの、居残り練習をさせただの、 いかに種田に目をかけていたかという事を普段にない雄弁で語り、 自分の功績を自分で賛えていた。

種田・代打11打席連続出塁
(日本新記録更新)
0106/02中安岡島(読)
0206/08四球石井弘(ヤ)
0306/10四球河野(広)
0406/15中安西川(神)
0506/17中3五十嵐(ヤ)
0606/24四球玉木重(広)
0706/28中安福盛(横)
0806/30右安高橋一(ヤ)
0907/04四球関口(横)
1007/11右安中込(神)
1107/12四球吉田豊(神)

 「確かに守道さんには目をかけられていたわ。背番号ももらった。そんときは嬉しかった。けどな、 それが後に センイチの反感を買う 事になんねん!分かっとんかオッサン!」


7月11日(火) 今日の種田仁

 「今日はオールスターの人気投票結果発表やな。ええと… ああ?なんで俺が内外野独占1位ちゃうねん? なんや今年も、どこぞのファンの野球に対する無知・恥知らず振りをさらけ出すだけのファン投票結果やなあ。アホくさ」

 0−0で迎えた8回裏1死一二塁、代打・種田のバットが火を噴いた。 「どうしてもヒットが欲しい場面。井端の失敗をなんとか取り戻したかった」 という種田のひと振りは、唸りを上げてライト前に飛んで行く値千金のタイムリーヒット! とはならずに、 何せ二塁ランナーが立浪選手会長だったため三十路ベースランニングで三塁ストップ。 満塁としたところで、続く渡辺が決勝の押し出し四球を選んだのだった。 種田はこのヒットで「代打10打席連続出塁」の日本新記録。 ついに、種田の名前が事件以外で球史に刻まれることになったのだ。

種田・代打10打席連続出塁(日本新記録)
06/02中安岡島(読)
06/08四球石井弘(ヤ)
06/10四球河野(広)
06/15中安西川(神)
06/17中3五十嵐(ヤ)
06/24四球玉木重(広)
06/28中安福盛(横)
06/30右安高橋一(ヤ)
07/04四球関口(横)
07/11右安中込(神)

 「これで名前も残ったし、いつ辞めてもいいね。でも、誰も届かないところまで打ちたい」 (すっかり“代打の切り札”として御満悦の種田)

おめでとう!種田!


6月30日(金) 今日の種田仁


 7回1死一塁、スコアは7−3で中日リードと、 1点欲しいといえば欲しいが別に無くてもどうでもいい場面 で代打・種田がさっそうと登場。 この日もライト前ヒットを放ち、 “代打の切り札”としての信用 を今日も上げてしまった。 ヤクルトに快勝しこれで苦しいといわれた4月〜6月をプラスで乗り切った中日だが、 星野監督は 「これからは去年の優勝争いの経験がモノを言う」と今後は優勝組(=井上)の起用を示唆、 あくまで種田はテレビの放送時間内に出す気はない 構えだ。

 「オレの打席は放送禁止かいっ!」


6/30(金) 代打 右安 ---- ---- ---- ---- .347
8回にピッチャー岩瀬に交代

6月28日(水) 今日の種田仁


 「タカシなんぞにここまで3安打かいな。…ま、俺がスタメンで出てへんのやからこんなもんか。 さっさとオレ出さんかいセンイチ!同じ書類送検仲間やないかい!」

 横浜の先発はママも見に来ている地元・仙台での登板に張りきる斎藤隆。 「ママ!見ててね!ボク頑張る!」。 そんなタカシに竜打線は手も足も出ず8回をわずか3安打に抑えられた。 しかし、こんなベイファン大喜びの展開を 我らの権藤監督が許すわけはない。 9回になると権ちゃんは好投のタカシを降ろし、ハマのアイドル・福盛にチェンジ。 この心温まるプレゼントを心よく受け取った中日はまず代打・種田がセンター前ヒットで出塁すると、 制球定まらない福盛は連続四球であれよあれよ2死満塁。 さらに代わった森中が渡辺に同点タイムリーを浴び タカシの勝利投手を気持ちよくデリート した。 試合放送中、野球そっちのけで客席のタカシママを無駄にタレ流し続けたTVKだったが これ以後タカシママの映像が画面に映る事はなく、 アイドル系の大嫌いな種田 的には試合結果はともかく実に満足のいく結果だった。

 「ま、今日んとこはタカシと福盛に恥かかしたっただけでOKとするか。 オレより人気あるやつは許せへん。 次の標的はとかピーやねんけど…今どこにおんねん、アイツ」


6/28(水) 代打 中安 二ゴ ---- ---- ---- .340

6月24日(土) 今日の種田仁


 「先発がミンチーやったから今日はベンチやったけど、 去年の影のMVP・セキさんの代打でオレや。 言ってしまえばオレももう既にセキさんは超えたっちゅうこっちゃな。 ライトはまあカズキが好調やからしゃあないから、センタースタメンでええぞ、センイチ」

 3−2と中日1点リードの9回、 1死一二塁の場面で代打・種田。 広島のピッチャーは佐竹から玉木重と、 「ローテを代えてでも勝ちに行く」(達川監督)と宣言した割にはどうにも本気で勝とうとしている意思の見えない継投 で中日を動揺させたが、その種田はフォアボール。 満塁としたものの続く李・福留が凡退し追加点はあげられず。 種田的には特に何もない試合だった。

 「ま、今日はテレビ中継もなかったし、 タネ☆エの管理人も飲み会で、録画中継はおろかPBNすら見てないって話や。 活躍してもどうせ更新は手ぇ抜きよるから、こんなもんでええやろ」


6/24(土) 代打 四球 ---- ---- ---- ---- .337
9回に代走・荒木と途中交代

6月23日(金) 今日の種田仁

 「クソッ!何でオレがスタメンちゃうねん! 3割バッターベンチに下げてどないすんねん。 あーあ、もうさっさと帰りたいわ。 雨でも降って中止になれば早よ帰れんのに なあ」

 福留の先制2ランで中日が2−1とリードした5回表終了後、 市民球場は突然のスコールに襲われ試合は中断。 結局そのまま再開されることなく降雨ノーゲームとなってしまった。 中断中、再開を待つベンチを写すテレビカメラの映像には ニヤリとほくそ笑む種田の姿 がバッチリと。

 「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム…クククク」


6/23(金) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .337
5回裏0/3で降雨ノーゲーム

6月21日(水) 今日の種田仁

 「一流は一流を知る、言うやっちゃな。 初回の第一打席からメイが勝負してくれへん。 俺をおそれて、や。さすがはベースボールの本場・ステイツの人間やな。 俺を歩かせてレオ勝負、 ってのは賢明な判断やで」

 4回に回った第2打席、種田は 正面のゴロが獲れない魅惑の魔法使い・江藤 を狙い撃ち。「読売戦ではここを狙え」というお手本のようなバッティングで三塁内野安打で出塁した。 しかし、続くゴメス・立浪が打ち取られ、 山崎が山崎の足でさえ2ベース を放ったにも関わらず、種田は本塁まで帰れず3塁ストップ。 ここで点が入れば1−3とまだまだ分からなかったが、 結局このとき点を入れられなかったのが響き、流れはすっかり読売に。 中日は3−16という記録的敗退を喫したのだった。

 「4打席で3度出塁なのに、一度もホーム踏んでへん。 レオが帰してくれへん のや。こうなったら、オレを4番にせい!センイチ!」


6/21(水) 3番レフト 四球 三安 三ゴ 四球 ---- .337
8回に代走・荒木と途中交代

6月20日(火) 今日の種田仁

 「北海道では3番レフト、地元ナゴヤドームでは3番ライトか。 なんや、センイチに 敵スタンドからのヤジ対策 させてもらってるみたいで悪いわ。 ベイの波留なんかセンターやから、ホームやろがビジターやろが凄いもんなぁヤジが。 中日ファンにまで言われとる」

 ただでさえ制球の悪いバンチに 上本球審にきわどい球を全部ボールとコールされては初回の3四球も手の打ちようがない。 1回に1ヒットで3点を取られたバンチはその後も順調に中押し・後押しと追加点を重ねられ、7回5失点でKO。 打線もゴメスの風邪による途中退場などで気が付けば 3番種田・4番渡辺・5番立浪という公式戦なのかウエスタンなのか分からないクリーンナップ では、4点差を逆転しろというのは無理な相談だった。

 「ま、さすがにここまで5試合連続ヒットやったからな。 今日バット日曜 や。たまにはこういうコトもあるわ。 でも、何にしても オレが打たんとチームが勝てへん って事のええ証明になったやろ」


6/20(火) 3番ライト 三ゴ 一邪 中飛 三振 ---- .333

6月18日(日) 今日の種田仁

 「こないだはついうっかり“オレのライバルはペタジーニ”なんて言ってもうたけど、 迂闊な事は言うもんやないな。やっぱし、人にはそれぞれ器っちゅうもんがあるねん。 訂正させてもらうわ。 オレのライバルはイチローだけや」

 3番レフトで久々にスタメン出場の種田。 その種田は5回、ヤクルト・石井弘から今季4号となるソロホームランをレフトスタンドへ叩き込んだ。
 「おいおい、一体どうしちゃったんだ種田は」
 「すごいなオイ」
 「雪でも降るんじゃねぇか」
 「7点差でも逆転されちゃうんじゃねぇか」

 そんな周囲の不吉な予感はズバリと当たり、 この後武田を始めとする投手陣が総崩れ。 6回に一挙7点を失い同点にされると、 8回にはとどめの3点を奪われ北海道名物・毎度の逆転負けを喫したのだった。

 「ど、どないなっとんねん!いっぺん沈めたろか、北海道!


6/18(日) 3番レフト 二ゴ 三振 右本 右飛 ---- .349
9回に代打・井上と途中交代

6月17日(土) 今日の種田仁

種田、MEP!

 「神野とか故障の神様とか言われてるけど、 ホンマは俺も故障してんねん。でもオレは泣き言は言わへん。っていうか言えるかいな、 こないだズッコケたときに右ヒザ傷めた なんて。あほみたいや」

種田、走者一掃3ベース  中日は7回、井上・ゴメスのタイムリーで同点とすると、 立浪が押し出しを選ぶという 実に北海道らしいお寒い逆転劇 で5−4と勝ち越し、 なおも2死満塁でここで種田が代打で登場だ。 ピッチャーは“球界最速”の五十嵐亮太だったが、 2−1からのフォークを捉え、なんと走者一掃のスリーベースでヤクルトにとどめの一撃。 さすがに押し出し四球(決勝点)の立浪をヒーローに選ぶわけにもいかず 、まあどうせローカル開催という事もあり、種田がお立ち台に上がってしまった。

 「いつもは“1番・種田をよろしくお願いします!”言うとこやけどな、 まさか“代打・種田をよろしくお願いします!”言うわけにもいかんし…。 ヒーローインタビューって考えるの面倒やなあ。野口の気持ち分かるわ」


6/15(木) 代打 右3 ---- ---- ---- ---- .354

6月16日(金) 今日の種田仁

 移動日。札幌で豪遊と行きたいところだが、 遊び仲間の小森と鳥越と山田洋と遠藤と佐藤秀がいないので、 取りあえずおとなしてしている事だろう。

 「その話はやめいっちゅうねん!」


6月15日(木) 今日の種田仁

 「今日は1番セキさん・2番ジョンボン・3番ドメやったな。 いわゆる去年のベストオーダーや。センイチも これで開幕ダッシュ猛失敗した事、もう忘れてはる なあ。調子のええやつ使えっちゅーねん!オレ使えっちゅーねん!」

 阪神打線に対し立ち上がりから三者三振と、 初回で燃え尽きてしまった小池 が2回からメッタ打ち。続く鶴田・佐野も打たれ、5回までに大量12点を奪われ勝負は決した。 この日の種田はもうレフトスタンドの観客もあらかた帰りナゴヤ圏のテレビ視聴率も1%を切った頃の7回に代打で登場、 西川とかいう聞いた事のない投手からセンター前ヒットを放った。 今日も着実に打率を上げた種田は、規定打席にこそ(遙かに)達していないものの 気が付けば打率で山崎(.344)を上回り 、ついに“チーム首位打者”の座にふんぞり返ってしまった。

 「オレのライバルはペタジーニだけや。今年は狙ったるで〜!」


6/15(木) 代打 中安 四球 ---- ---- ---- .346

6月14日(水) 今日の種田仁

 「アカン、昨日の走塁ミスのおかげでせっかく昨日2安打したのに今日はベンチや。 センイチってそうゆうトコ厳しいねん。ミスしたヤツは次の試合絶対出させへんし。 せやったら オノレも采配ミスしたら翌日ベンチから外れろ っちゅうねん。 ま、しゃあない。今日はベンチでチームの勝利 と、カズキのミスでも祈るか」

 前日、満塁のチャンスをペシャンコと気前よく潰した種田は今日はベンチ待機。 山本昌の好投に、打線も先制・中押し・後押しと堅実で、 最後まで出番はなかった。

 「あーあ、今日はヒマやったわ。何だかオレ、スタメン定着かな思ったら外されたり、 内野やったり、外野やったり。どうもひとっところに落ち着かんなあ。 「ライバルは元木」言うたんはそういう意味ちゃう っちゅうねん」


6/14(水) ベンチ ---- ---- ---- ---- ---- .338

6月13日(火) 今日の種田仁

 「今日のスタメンは1番オレ・2番セキさん・3番ジョンボンか。 オレがチャンスを作って、セキさんが送る。 つまり セキさんはオレの引き立て役 ってわけやな。ようやくセンイチも分かってきたな、オレの実力を」

 1番レフトスタメンで起用された種田は7回、 1死一塁からセンター前ヒットと ミレニアム種田 らしい渋といバッティングでチャンスを拡げ、その後代打・井上の四球で2死満塁、 バッターはゴメスと一打逆転の場面を迎えた。 ところが、ゴメスが2球目を空振りした際に 二三塁間で種田が猛然とズッコけ 、しょうがないので飛び出した3塁ランナー鈴木がタッチアウト。 自分で作ったチャンスを自分でフイにする壮絶なマッチポンプ振りで、 やっぱり種田は種田 であるところをアピールしたのだった。

 「ま、何にせよ今年のドラゴンズは チャンスを作るのも潰すのもオレの仕事 ちゅうわけや。これからもガンガン行くでぇ〜!」


6/13(火) 1番レフト 二ゴ 二邪 遊安 中安 ---- .338



TANEDA☆EXPRESS