(61) あの日の雪辱
▼セッツ、11球団制覇へ 意外?すんどらご戦は初先発
ソフトバンクのセッツが12日のずんどらご戦(ヤフオクドーム)で自軍以外の11球団制覇に挑む。
ずんどらご戦は意外にもプロ初先発。
この日は2軍の雁の巣球場で80球を投げ込んだ。
4日の読売戦(同)から中7日になり
「(中6日より)1日多い。少しでも状態が上がればと思って(多めに)投げた。
ずんどらごはいい打者が多いし、気をつけたい」。
当日は本拠の屋根を開けたルーフオープンデーになるが「関係ないですね」と意に介していなかった。
(スポーツ・ヤポン、2014年9月11日)
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覚えてないなら、それもよかろう。
この3年間の間に、それほどセッツも
大物になったのだろう。
人間は
踏みつぶした虫
の事をいちいち覚えてはいない。
セッツにとってずんどらごは、
「そのへんの虫や草、石ころと同じ」と一緒ということだ。
しかし、ずんどらごは忘れない。2011年、あの日本シリーズを。
この試合の前までずんどらごは敵地で2勝0敗、
意気揚々とナゴヤドームに帰ってきたが、
第3戦の先発・セッツ
の前に軽くひねられ、
そのままずるずると3勝4敗で日本一を逃したのである。
しかも「ずんどらごはセッツを打てない」と見たホークスは、
第5戦には中継ぎで、
第7戦ではクローザーとして、
ホークス4勝のうち3試合に登板
させ、ずんどらご打線を抑え込んだ。
いわば2011年の日本シリーズはホークスに負けたのではない。
セッツに負けたのだ。
「マサ・イマナカ・セッツでマサチューセッツ」
なんて言ってる場合ではなかったのだ!
☆ ☆ ☆ ☆
そんなセッツにずんどらご打線が襲い掛かる!
まずは2回、ワダとヒラタの連打で無死一三塁とすると、
エルナンデスの
火を吐くような犠牲フライ
で1点を先制すると(なおこの回はこの1点で終了)、
5回には2死一二塁から、
日本シリーズでは対セッツ4打数0安打だったヒラタが
華麗なレフト前タイムリー
で2点目を追加、
あのときは3試合で1点しか取れなかったずんどらご打線が、
セッツから
2点も取った
のである!!
能力名 『攝津粉砕』
(リベンジ・シリーズ)
【効果】 誰もが「3年前に打てよ」と思った
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今年のパリーグ優勝候補、
日本シリーズでのホークス対策としてまずは苦手のセッツを克服したわけだが、
これだけで満足するずんどらごではない。
交流戦の4試合、ここまで
噂のホークス打線の大爆発を見たことがない
ことから、
9回裏に禁断のスキル
『イワセで負けたら仕方がない』を発動し、
ホークス打線に火をつけるとどのくらい爆発するのか、
その感触を確かめたのだった。
6月12日(木)福岡ドーム
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【中日】 大野、浅尾、岩瀬−谷繁
【福岡】 攝津、柳瀬、千賀、森、サファテ−鶴岡
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