通所、「順位表」で勝率が同じだったときは、前年度の順位が上位だった方が上に来る。 たとえば昨年の順位は




なので、ジャイヤンズとずんどらごが同率で並べば、順位表ではジャイヤンズを上に書く。 ずんどらごがスワリャーズと並べば、順位表ではずんどらごを上に書く。 特にルールで決まってるわけではないが、 テレビも新聞もＮＰＢの公式サイトも皆そうしているので、 言ってみれば「暗黙のルール」だ。

しかしッ！

球界の「暗黙のルール」に反旗を翻した新聞がいた！






ずんどらごがスワリャーズ白熱のＢクラス対決をしていた頃、 キャープは首位攻防の Ａクラス対決 を繰り広げていた。

ジャイヤンズとキャープ、同率首位で迎えた直接対決３連戦、 キャープはその１戦目を勝利し、その瞬間、実に１０万５０００光年ぶりの単独首位に立ったのだ！ （「光年」は年月を表す単位じゃないよ！） （「単独首位記念Ｔシャツ」もすぐ発売されるだろう）


しかし、２戦目はジャイヤンズが勝ち、キャープとジャイヤンツは同率首位に戻る。 通常ならば前年上位のジャイヤンツが順位表では上になるはずだが （３連戦前は同率首位だったのでそのときじゃジャイヤンツを上に表示していたはずだが）、 中国新聞はそれを許さなかった！

２戦目の翌朝１０日付けの朝刊で、堂々と 「同順位となった場合、原則として広島を上にします」 と堂々と言ってのけたのだ！




第３戦はキャープが敗れ、キャープの「順位表の一番上」は２日間で終わった。

しかし、これまで４０億年も優勝してないキャープにとって、 この甘美だった２日間は忘れられるわけがない。

思春期の中学生のように！

Ｔｈｅピーズの歌に出てくるサルのように！

もう一日中頭の中は首位のことでいっぱい！ 寝ても覚めても首位・首位・首位！ そんな下半身爆発寸前の状態で、ずんどらごとの３連戦である。




一方のずんどらごは、開幕からＡクラス３チーム相手にオール１勝２敗で作った「借金３」を、 Ｂクラスから３勝０敗で取り立てる 貧しい農民から年貢を取り立てる悪代官 のようなやり方で、ようやく勝率を５割にしたところだ。






そしてＢクラスから巻き上げた星は、Ａクラスに還元されるのである！！