近年、欧米を中心に 電子書籍ブームが訪れている。 電子書籍には 「持ち運びに便利」 「家の本棚を占拠しない」 などの利点がある一方、 「紙をめくってパラパラ読む方が好き」 「専用のハードウェアが必要」 「読みたい本が電子化されてない」 という理由で敬遠する人も多い。 しかし、そんな話も滋賀っ子に言わせれば 「何言ってんの?」 といった塩梅だろう。 滋賀は1人当たりの 書籍・雑誌年間販売額が全国で下から2番目 である。 「えっ、滋賀県民って本を読まないの?」 と一瞬思ってしまうが、一方で滋賀の 市区町村立図書館の貸し出し冊数は全国2位、 つまり滋賀っ子にとって本は 「買って読むもの」ではなく「借りて読むもの」 なのだ。 というわけで、滋賀っ子の部屋には本棚がない。 読みたい本は図書館で借りて読んで、読み終わったら返す、 きわめて合理的な読書生活を送っているのだ。 電子書籍派vs物理所派の争いなど、 「本を読む専用のハードウェアなんて使ってないよ」 「紙の本をパラパラめくって読むよ」 「でも本棚はカラッポだよ」 と一笑、滋賀っ子は 両者のいいとこどり を古くから実践しているのである。 近江商人の血を引く滋賀っ子は合理的で、 そのために使う労力(この場合は「図書館を往復する」)を厭わない。 もともと商売のために名古屋と大阪を何度も往復した近江商人気質である、 その労力は必ず実を結ぶ、ふさわしい対価を得られる ことを知っているのだ。 どれだけ科学的トレーニング理論が発達しようとも、 「練習は裏切らない」と唱え地獄キャンプを実行する落合野球 は、 滋賀っ子気質と合っている。 滋賀出身のプロ野球選手は6人いるが、 そのうち 33%がドラゴンズに所属 しているのは、決して偶然ではない。(←偶然だ) |
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▽ご当地グルメ
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