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阿蘇の火山群の東側に位置する大分だが、西側の熊本は「火の国」と称されるのに、 大分は「温泉地」として知られている。 怒り狂う火山のマグマを見たとき熊本人は 「うおおお!燃えるばい!」 と熱く闘志をかきたてられるが、 大分人は 「おお、ぬくそうじゃのう。温泉でん入るかのう」 と風呂につかりにいくのだ。同じ阿蘇山のふもとながら、熊本と大分ではまったく違う県民性を持つ。 実は、大分は お隣・熊本よりも、海をはさんだ四国・愛媛の方が近い のである(!)。 歴史的に大分は山をこえて熊本に行くのではなく、海を渡って愛媛と交流を行っていた。 だから瀬戸内の温厚で穏やか、 争い事を好まないのんびりした風土がそのまま大分の人にも伝染し、 煮えたぎる阿蘇山のマグマを見たときでも、 「おお、ぬくそうじゃのう。温泉でん入るかのう」と思わせるのである。 現在でも大分と愛媛は宇和島フェリーで結ばれており、 別府−八幡浜間で2時間50分、料金は3020円。 JR九州の別府→熊本が4時間30分(乗り換え時間含む)、 料金が3150円だから、熊本に行くより愛媛に行く方が早いし、安い。 |
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▽ご当地グルメ
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