「ギッフィー」 とちょっと可愛らしい愛称で呼ばれる岐阜県人は、 山岳地域の飛騨人と、河川地域の美濃人に二分される。 岐阜出身のプロ野球選手は現役に12人(+育成3人)いるが、 すべて美濃の出身 で、飛騨の出身はゼロである。 美濃の人間は古くから仲間意識が強く、助け合いの精神に長けていると言われている。 まわりを山に囲まれ川が多いため、昔から水の氾濫が多く、 「輪中(わじゅう)」と呼ばれる集落の周りをぐるりと堤防で囲むシステムにより、 村の人々が一致団結して村を守って来た。運命共同体として生きる美濃人の性格が、 プロ野球というチームプレーには向くのだろう。 一方、飛騨人については興味深い研究がある。 日本人は大別して「渡来系弥生人」と「縄文人」の2種類のDNAで構成されるという。 その比率は 全国で弥生8:縄文2だが、 飛騨だと縄文7:弥生3に逆転する。 飛騨人のDNAには、縄文の野生の血が色濃く流れているのである。 そう思いつつ中日の岐阜県出身者を見てみると、 和田一浩・朝倉健太・英智と、 野生の匂いのする選手は総じて岐阜出身 であることに気づく。 彼らは一応美濃の出身ということになっているが、 おそらく三代血統表を見れば、 飛騨×飛騨のインブリード になっていることは想像に難くない。 (インブリード…父系、母系の両方に同じ血統が入っている近親交配。DNAを色濃く受け継ぐ) そして、中日ドラゴンズの七不思議のひとつ、これまで謎とされてきた 「なぜ中日には中日顔が集まるのか?」 という歴史的疑問にも、解決の糸口のようなものがうっすらと見えてきた。 そのヒントは、 中日顔は縄文顔であるということだ。 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
▽ご当地グルメ
|