新潟
|
日本文理
(私立日本文理高等学校)
|
【所在地】新潟県新潟市 |
|
薄手のトンカツを醤油ベースの甘辛いタレに潜らせて、丼飯の上に乗せる。
それが新潟タレかつ丼だ。
そのルーツは昭和初期、
当時屋台だった『とんかつ太郎』の初代店主がカツに合う醤油ダレを開発、
その弟子たちが独立し、いまや新潟で「カツ丼」といえば「タレカツ丼」を指すまでに広まった。
『とんかつ太郎』は現在も健在で、
衣と肉が離れることなく一体化し、肩肉を使い独特の歯ごたえを出し、
タレだけでなく肉や衣にも一層の工夫を凝らしている事がよく分かる。
新潟っ子たちは知っている。
タレカツに必要なのは創意工夫とていねいな仕事、それは
野球にカツ
のも同じことだと。
|
【主なOB】
横山龍之介(神)
|
|
西東京
|
日大三
(私立日本大学第三高等学校)
|
【所在地】東京都町田市 |
町田仲見世商店街にずらりと並ぶのは、『小揚生煎館』の
焼き小龍包
の行列だ。
たっぷりの油を流し込んだ大きな鉄鍋で70個前後を一気に焼き上げる。
小龍包は蒸して作るが、焼き小龍包は焼いて作るのだ。
丸かじりなどしようものなら煮えたぎる肉汁がすごい勢いで噴出、周囲の人を巻き込む大事故になるので、
熱々の小龍包の分厚い皮に箸でチョコンと穴をあけ、レンゲにスープをそそぐ。
ハフハフと冷ましながらスープを飲み、それから皮と餡をいただくのがもっとも安全で
死者の出ない食べ方だ。
日大三高ナインも分厚い胸板の奥には煮えたぎる熱いハートを秘めている。
迂闊にかぶりつくと、大火傷をくらうぞ。
|
|
【主なOB】
荒木郁也(神)、近藤一樹(オ)
|
|