駒を格好よく持つ


さあ、ここまで読めばあなたも相当の腕前になってると思いますが、 ここに来て最大の難関、 「駒の持ち方」 が出てきましたよ。

箸でさえ、なかなか持ち方を覚えられず、 間違った箸の持ち方のまま大人になる人も多い世の中です。 果たして、あなたは将棋の駒の持ち方を覚えられるでしょうか?

ここから先は地獄です。

「たとえ地獄の業火に焼かれても、俺は将棋の駒の持ち方を覚えてやる!!」

という覚悟のある人だけ、先に進んでください。


☆   ☆   ☆   ☆




……覚悟は出来ましたか?




では、「駒の持ち方」に入ります。




☆   ☆   ☆   ☆


【問題】将棋の駒は、何指と何指で持つでしょう?

(1)親指+ひとさし指
(2)親指+中指
(3)親指+ひとさし指+中指
(4)ひとさし指+中指


☆   ☆   ☆   ☆




……考えてください。




答えが決まりましたか?




☆   ☆   ☆   ☆




正解は(4)ひとさし指+中指です。




はい、目の前に将棋の駒のある人は、ひとさし指と中指で駒を持ってみてください。

駒を持っていない人は四角いプラスチック・消しゴムでいいです。 ひとさし指と中指を使って、ちゃんと持てましたか?


消しゴム
「こうですか?」


違うっ!!


消しゴム
「じゃあ、こうですか?」


違うっ!っていうかむしろそっちの方が難しいだろっ!?


正解は、「ひとさし指を駒の下、中指を駒の上」です。

消しゴムを机の上において、この持ち方で消しゴムを取り上げてみてください。


消しゴム


持ち上げられましたか?

馴れないうちはとても難しい作業ですが、プロの棋士は皆こういう持ち方をしています。

持ち上げたら、今度は将棋の駒を盤上に打つように、 「ピシっ!」という音をイメージしながら机に叩きつけてください。


消しゴム


これがスムーズに出来たあなたは、もう「上級者」の称号をゲットです!

何処に出しても恥ずかしくない立派な“棋士”と 言っていいでしょう。

そんじょそこらのアマチュア棋士には負けませんよ!


さて、立派な上級棋士の称号を貰ったところで、そろそろ将棋のルールでも覚えましょうか。