将棋で大事なのは、 かっこいい決めゼリフ です。 何せ勝負が決まるまで百手近くもパチパチ打ち続けてるわけですから、 傍目から見ると面白さが伝わりにくいゲームです。 そこで、勝負の局面局面でちょっと気の利いた「決めゼリフ」があると、 勝負が盛り上がります。 【例1】 「みなさん、そろそろ僕、本気出させてもらいますよ」 【解説】それまで特にいい手もなくだらけた展開になったとき、 さも「今までは様子見で手を抜いていた」かのように見せる必殺決めゼリフ。 もちろん、このセリフを口にしたら怒涛の猛攻で見せ場を作らなくてはいけない。 【例2】 「わかってると思うが、このままだと二十三手先にお前は投了する」 【解説】もし二十三手先に決着つかなかったら、 「命拾いしたな。あの手に気づいたか。…そうでなくては面白くない!」 と言ってやりましょう。 【例3】 「…聞いてやるよ、お前の名前。」 【解説】負けそうになったとき、さも実力者同士の名勝負であったかのように装いましょう。 【例4】 「三十三手目のあの角、あれがお前の敗因だ」 【解説】何手目に何を打ったかなんて向こうも覚えてません。 【例5】 「お前など片手で十分!」 【解説】対局前に言いましょう。勝ったら「左手を使うまでも無かったな…」 というのを忘れないように。 【例6】 「五十手を超える対局は久々だな…」 【解説】手数はちゃんと数えておきましょう。 【例7】 「俺のとこの飛車がブランコなら、お前の飛車は村田だな…動きが鈍い!」 【解説】敵の飛車を追い詰めて取ったときに。 (このあとでもし角を取られると「お前んとこの角は森野だな」と返されるので、 角の命は大事にしよう) 【例8】 「これで約束通り娘は返してもらえるんだな!?」 【解説】負けたあとに。 【例9】 「私が悪うございました」 【解説】さんざん大きなことを言った挙げ句、完敗したときの決めゼリフ。 | |