▼奇策士・原の奇策 遡ること四日前、2位阪神と3位読売による敗者復活戦で原監督は、 シーズン中に見られなかった奇襲を仕掛けてきた。 第1戦をエース内海を温存し東野+ゴンザレスの先発2枚で阪神打線を封じ込めると、 第2戦もエース内海を温存し顔と名前が一致しない朝井を先発、 しかも |
わずか1イニングで降ろし2番手にグライシンガーを投げさせたのだ。 これには真弓もびっくり! 「ばびょーん」 原の謎の継投にびっくりし気が動転した真弓は、 負けじと藤川を8回から使う謎の継投で対抗、 何を考えてる分からない監督同士の「謎の継投対決」は何も考えてない原が勝利し、 読売が二連勝で「ドラゴンズ日本シリーズ壮行試合」の対戦相手に選ばれたのだった。 |
▼さらに奇襲は続く そして始まったドラゴンズ日本シリーズ壮行試合 (別名・クライマックスシリーズ最終ステージ)。 読売はまたもエース内海を温存し 地元・茨城に東野ロードを作ろうとして失敗した東野を中三日で持ってきたのである! 「また俺にイヤガラセか!」 第2戦の先発は内海だったのだから故障ではない。完全な奇襲である。 |
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▼読売、終わりの始まり しかしもちろん、そんな付け焼刃の奇襲がドラゴンズに通じるわけがない。 1回裏、ナゴヤドームの客席では早速「燃えよドラゴンズ」の大合唱が始まった。
[中日1回の攻撃]
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原の気持ちは分からぬでもない。
2007年のCSで第1戦に予想もしてなかった小笠原(おしぼり王子)に手も足も出ず、
あれよあれよと四連敗したトラウマを引きずっているのだろう。
そう言えばあのときの小笠原も中3日だった。 「今年もあるよ!」 しかし、力で劣ってる者が力で向かっても惨敗するように、 原が落合監督に対し「采配で出し抜こう」などとは、 アリがゾウを踏み潰そうと試みるようなものだった。 |
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1番荒木が塁に出て〜 2番クララが送りバント〜 3番ドヤ野がタイムリ〜 4番和田さんフォアボ〜ル いいぞ頑張れドラゴンズ〜 燃えよドラゴンズ〜 歌の歌詞のようなドラゴンズ怒涛の攻撃で、プレイボールからわずか30分後、試合の大勢は決した。 |
読売の奇襲は失敗した。策士策に溺れるというが、原に頭を使った作戦など所詮無理だったのだ。 「内海出すんだった」 |