▼山内に竜の洗礼 5回3安打1失点。 好投・山内にプロの洗礼ならぬ竜の洗礼が浴びせられる。 「好投する先発投手に一切の援護を与えない」 という、ドラゴンズの先発投手陣なら誰もが経験する通過儀礼だ。 ▼山内、プロの試練 |
我慢の投球を続けていた山内だが、6回に痛恨の被弾で2失点目。
しかしまだ1点差、ここをひと踏ん張りして味方の援護を待つんだ! …なんて思い通りに行くほどプロの世界は甘くない。 動揺している山内にすかさず 荒木がショートゴロエラー で足を引っ張る。もはや誰も信じられない山内は、 さらに3点目を失い、この回でマウンドを降りたのだった。 援護がないばかりか守備でまで足を引っ張る、 あ、いや、もとい、若手に厳しい試練を与えることで精神的な部分を鍛える。 これが竜のスパルタ教育だ。 |
▼463の謎 山内への“鬼の試練”の中でも特にベテランならではの技術を見せたのが、 井端・荒木・森野の歴代選手会長トリオだ。 |
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まずは1回表1死一塁から、森野が「4→6→3」のセカンドゴロ・ゲッツー! 「えへへ、やっちゃった」 続いて3回表1死一二塁から、今度は井端が「4→6→3」のセカンドゴロ・ゲッツー! 「大きくなれよ!」 |
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プロ野球の中でもトップレベルの技術を持つ選手は、
こういう事が出来るのだ。 ▼森野、フォロー弾 こうして山内の勝利投手の可能性をひとつひとつ潰して 若手を千尋の谷に突き落とす竜のベテラン陣だが、 後のフォローも忘れてはいない。 このままでは山内が負け投手となってしまう8回、 森野が同点2ランを放ち、一瞬にして山内の負けを消したのだった。 「遅いよ!」 |
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とどめはまだここで逆転すれば山内に勝ち投手の目が残っている7回表1死一三塁、
荒木が「4→6→3」のセカンドゴロ・ゲッツー! 「ごめんネ☆ごめんネ〜」 |
なんと、歴代3人の選手会長が揃って「4→6→3」のセカンドゴロ・ゲッツー
という超離れ業をやってのけたのである! こんな偶然があるだろうか? あるわけがない! もちろん狙ってやったのだ! |