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4/24(土) ○阪神3−1中日●
(甲子園)

▼セサル、西日本巡業へ
グラウンドで超常現象を巻き起こし エンターテイメントの世界ではトップアイドルの俺たちのセサルが、 この試合を最後に地方巡業に行くことになった。
セサル
巡業場所は名古屋・鳴尾浜・由宇・神戸・雁ノ巣など、西日本を中心にサーキットする。 「俺たちもセサルを見たい!」という声はあちこちから上がっているのだ。

▼夏に会おう!
しばらく寂しくなるが、旅は男を強くする。7〜8月には 新しいセサルがお目見えするのだと思えば、 俺たちに出来ることはあたたかく見送ることだけだ。 次に会うときはどんな超能力を見せてくれるんだろう!

▼帰って来る男たち
去るセサルがいれば、帰って来る男たちもいる。 旅に出ていたあいつらが戻ってきた!
登録 柳田殖生
英智
大島洋平
松井佑介
大島・松井佑。大人になるウォークアバウトから帰ってきた2人がどれだけ成長したか、 お父さんは心待ちにしているよ!

大島&松井佑
「そんな親を持った覚えはないっ」
星野仙一
「野球界では『ワシが育てた』とひとこと言えば親になるんや。そういう世界や」


▼セサルの盾
明日から旅に出るセサルの壮行試合となったこの試合だが、 主役のセサルは三度の好機で凡退といいところがなかった。こんな日もある。
セサル
しかし、セサルの熱い思いはナインに伝わった。
翌日のスポーツ紙は「セサル、大ブレーキ!」と書き立てるだろう。
野球は9人でやるものなのに、 チャンスを作るのは1・2番の仕事で、 点を入れるのはクリーンナップの仕事なのに、 「負けたのは全て
4月24日(土) 甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中日 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
阪神 0 1 0 0 0 1 0 1 x 3
【阪神】○能見→西村→久保田→藤川球
【中日】●バルデス→小林正→浅尾→平井
【本塁打】桜井4号(バルデス)
セサル
「オ、オトウサン!?」

星野仙一
「そういう世界や」

7番バッターのセサルのせい」ということになるだろう。

選手たちはその記事をどんな思いで読むか。 7番バッターに勝敗のすべての責任をかぶせてしまった自分たちを恥じ、 自分たちのなすべき仕事をもう一度、思い出すだろう。 セサルはそのための人柱となったのだ。
ありがとうセサル。みんなの盾になってくれて。 チームはセサルが帰って来るまで「7番打者に頼らないチーム」に成長する。 だからセサルも、 3回チャンスがあれば1回くらいは打点をあげられる選手になって帰って来るんだよ。 お父さん待ってるからね。



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