▼小山、和製セサルだ 先発マスクはしげるだったが、自分の役割(後述記事参照)を果たすと 俺たちの小山に交代、 その小山が8回からファーストの守備についた! このところ俺たちのセサルは超能力の濫用でやや疲 |
れが見えることもあり、
今後は小山が「アライバに代わるスーパーサブ」となることもありそうだ。 ▼チェン行かせない 「しげる、頼むぞ!」 全国中日ファンのそんな声が聞こえて来そうだ。 この日、先発は俺たちのチェンだったが、 いつもの小山ではなくしげるがマスクをかぶった。 何故自分がマスクなのか、しげるはその意味を理解している。 |
本来ならキャッチャーの仕事は投手に気分よくその日のベストの投球をさせること。
チームを勝利に導く手助けをすること。
しかし、マスクの下でしげるはある決意を固めていた。 「…チェンをメジャーに行かせてはいけない!」 ▼しげる、鬼になる! その試合の勝利より大事なことがある。 目先の1勝よりもこれからの何十勝、何百勝。そして大切な仲間たち。 四回2死からしげるは動いた。 ランナーを2人出してバッターは城島。 しげるは鬼になった。 |
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▼さよならスカウト 痛烈に抜けていく打球を見ながらチェンは思った。に違いない。 |
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確定した俺たちの荒木は、自らにハンデを課し、
「開幕から1ヶ月は盗塁はしないでおこう」
と決めていた。に違いない。 目の前にあるものをただ取るのは拾い物である。 盗塁は「盗む」ものであって落ちてるものを拾うことではない。 荒木は自分自身のプライドのために、盗塁開始をいつもより1ヶ月遅らせたのだ。 |
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「メジャーの控え選手でこのレベル…
今の僕の力では通じない…
もう10年は日本のドラゴンズで修行を積まないといけまチェン…!」 |
そしてスタンドで見ていたメジャーのスカウトは、
「聞いていた話と違う」と言って試合途中で席を立つのであった。 ▼荒木、盗塁王へ向けて始動 赤星の電撃引退により、 オフの間に今季の盗塁王が |