▼伊藤、先発初勝利! 高卒入団二年目の伊藤準規がプロ二度目の先発登板で、 8回1失点で初勝利をものにした! ▼中日イケメン史 ここで中日の黒塗られたイケメン史を振り返ってみよう。 |
中日の「アイドル選手」の第1号は1975年のドラフト1位で入団した
田尾安志
である。 そして1979年には牛島和彦が入団する。 |
しかし、田尾・牛島ともにパリーグの他球団にトレードされ、
若い女性の中日ファンは激減する。 危機感を感じた球団は、93年入団の鳥越祐介、 96年入団の益田大介をアイドル路線で売り出そうとしたが、 今ひとつパッとせず、最終的にトレードに出された。 |
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他球団ではイケメン選手が活躍し女性ファンの獲得・拡大に成功しているのに、
中日はいつまでも男臭い選手ばかりで、
男くさいファンばかりが球場を埋めた。 ところが、長年に渡るこの「イケメン喪失感」が、 中日ファンに価値観の突然変異をもたらすのである。 最初はスタンドの一ファンからだった。 やがてそれは波のようにファンの間に広まり、 中日ファンと世間の価値観は180度逆転した。 中日ファンにおけるイケメンのスタンダードが 井上一樹になったのである(!)。 |
井上一樹だよ! こんな顔、他球団にはいないぜ!? そう思ってみると、井上の顔がどんどんイケメンに見えてくるではないか! こうして中日は井上を筆頭とするイケメン軍団となり、 マニアックな女性ファンの獲得に成功したのだ。 ウソではない。球場で井上ボードを持ってるファンの9割が女性であることは、 当時の誰もが知っている。 |
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その井上一樹が2009年オフに惜しまれつつ引退した。
中日ファンは「もはやイケメンは死んだ」と絶望したのだった。 そして2010年4月4日のこの日、伊藤がプロ初勝利をあげた瞬間、 中日ファンは突然ハッと目が覚めたのである(!)。 |
「あれ?俺たちは今まで何をしてたんだろう」 「夢でも見てたのかしら」 井上というカリスマの消失により いわば洗脳が解けた状態となり、 「イケメンというのは、浅尾とか伊藤のことを言うんじゃないか?」 と、二度目のコペルニクス転回 を迎えたのである。 |