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4/04(日) ●阪神1−6中日○
(ナゴヤドーム)

▼伊藤、先発初勝利!

高卒入団二年目の伊藤準規がプロ二度目の先発登板で、 8回1失点で初勝利をものにした!
伊藤

▼中日イケメン史

ここで中日の黒塗られたイケメン史を振り返ってみよう。

中日の「アイドル選手」の第1号は1975年のドラフト1位で入団した 田尾安志 である。
最近の若い女性が見たら異論もあろうが、 当時はこれがアイドル顔だったのだ。(コレって言うな)

そして1979年には牛島和彦が入団する。
しかし、田尾・牛島ともにパリーグの他球団にトレードされ、 若い女性の中日ファンは激減する。

危機感を感じた球団は、93年入団の鳥越祐介、 96年入団の益田大介をアイドル路線で売り出そうとしたが、 今ひとつパッとせず、最終的にトレードに出された。


他球団ではイケメン選手が活躍し女性ファンの獲得・拡大に成功しているのに、 中日はいつまでも男臭い選手ばかりで、 男くさいファンばかりが球場を埋めた。

ところが、長年に渡るこの「イケメン喪失感」が、 中日ファンに価値観の突然変異をもたらすのである。

最初はスタンドの一ファンからだった。
やがてそれは波のようにファンの間に広まり、 中日ファンと世間の価値観は180度逆転した。

中日ファンにおけるイケメンのスタンダード井上一樹になったのである(!)。
中日にもイケメンはいるよ!
井上一樹だよ!
こんな顔、他球団にはいないぜ!?
そう思ってみると、井上の顔がどんどんイケメンに見えてくるではないか!

こうして中日は井上を筆頭とするイケメン軍団となり、 マニアックな女性ファンの獲得に成功したのだ。

ウソではない。球場で井上ボードを持ってるファンの9割が女性であることは、 当時の誰もが知っている。
4月4日(日) ナゴヤドーム
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
阪神 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
中日 0 1 0 0 0 0 0 5 x 6
【中日】○伊藤→高橋
【阪神】下柳→●久保田→渡辺
【本塁打】和田4号(下柳)
その井上一樹が2009年オフに惜しまれつつ引退した。 中日ファンは「もはやイケメンは死んだ」と絶望したのだった。

そして2010年4月4日のこの日、伊藤がプロ初勝利をあげた瞬間、 中日ファンは突然ハッと目が覚めたのである(!)。
「あれ?俺たちは今まで何をしてたんだろう」
「夢でも見てたのかしら」

井上というカリスマの消失により いわば洗脳が解けた状態となり、 「イケメンというのは、浅尾とか伊藤のことを言うんじゃないか?」 と、二度目のコペルニクス転回 を迎えたのである。


はじめてのドラゴンズ Platinum