僕は「ちくわ評論家」である。
お腹がすいてカツ丼が食いたい、けどそんなにお金がない。
そんなときは、ローソン100円ショップでちくわを買ってきて、玉ネギで炒め、卵で閉じる。
見た目は一瞬カツ丼に見える、材料費150円ほどの「ちくわ丼」の出来上がりである。 (2010.1.23)
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こどものころ、国語辞典の後ろにある「常用漢字一覧」という言葉の意味が分からなかった。 字ヅラからすると「常日頃使う漢字」のことなのかな?と思えば、 「誰」とか「頃」とか、常日頃使う漢字が入ってなかったりするのである。 ↑これは猪木寛至 みんな使っている、使ってないの現実を無視して「これは常用漢字ではない」 |
「これは常用漢字」と分類し、そうすることで何をしようというのか? 他にも「当用漢字」とかもあるみたいだし、 さらに第一水準、第二水準とか訳が分からない。 戦後、アメリカが日本を統治しようとしたとき、 |
アメリカ人みんなバカばっか だから漢字が覚えられず、 「ジャ、字数ヲ減ラセバイイデース!」 と頭の悪いことを言い出し、「当用漢字」を規定することで字数を減らそうとした、 なんて話は聞いたことがあるが、 じゃあ1945字に減らせば全部覚えられんのかよ? という話だ。 |
さすが自国語わずか26文字のアメリカ人の発想、といった感じである。 日本人が「自国語である漢字をすべて知ってるわけではない」 という事実は、自国語の全文字数が30以下という欧米人には、理解出来ない事なのだろう。 さて、漢字はもともと中国から伝わったものらしいが、 日本に伝わってない漢字や、逆にメイド・イン・ジャパンの和製漢字も存在する。 漢字圏は日本・中国・台湾・韓国・ベトナムと広域にわたり、 各地域でオリジナルの漢字が存在し、無数のバリエーションがある。 |
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では、ここで問題。 次の漢字は何と読むか? サカナへんに◎。 …魚…ウオ…◎…本命…ウオッカか! いいえ。 正解は、フジイ。 |
あ、間違えた。 正解はちくわ。サカナへんに◎で「ちくわ」と読むのである。 いやいや、「そのまんまやないけ!」との皆さんの声は聞こえているよ。 |
しかし、もともと漢字というものは象形文字から来てるんだから、
ちくわの形状をそのまま記号にした「魚へんに◎」は、
むしろ漢字本来の姿であろう。 ちくわはとても万能で、融通が利く。 食べ物として主役になることは(ちくわ丼以外)めったに無いが、 引き立て役としての効果は抜群、ときにはおつまみにもなる万能さを見せる。 そして、甘くもない、辛くもない、誰でも好き嫌いなくチビッコからお年寄りまで、 これが苦手という人はそうはいないオールマイティ・プレーヤーである。 |
さらにその活躍は食べ物だけにとどまらず、遠くのものを見るときは望遠鏡として使えるし、
ジュースを飲むときのストローにもなる。はたまた、突然敵が襲ってきたとき、
矢の先に毒を塗ってチクワを使ってヒュッと刺客を返り討ちにする、吹き矢として使用することも出来るのだ。 その隠された能力を数えあげればキリがない、チクワは地味なスーパーマンなのだ。 藤井がチクワと呼ばれるのも分かる気がする。 |
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