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落合時代

藤井、和製バーフィールドを襲名 2007年

落合博満
和 製○○と中スポに命名された選手は出世しない-----


 そんな“呪い”が、ドラゴンズにはある。

 和製ランディ・山北茂利。

 和製ガニエ・小山伸一郎。

 また、外国人ではないけれど「九州のイチロー・土谷」 「韓国のイチロー・李鐘範」 「知多の大魔神・大塔」「左の岩隈・小林」などなど、 他人の名前を騙るとどうにも伸び悩むのがドラゴンズの伝統 なんだ。

選手が悪いんじゃないんだけどな。 青コアラ
金コアラ 悪いのは中スポ。そして木俣だ。

 そういった伝統があり、中日では「和製○○」はタブーとされてきた。

 ところが!!

 そのタブーを破り、中スポのお株を奪い、自ら
  超一流外国人選手の名前を騙る選手
 が現れたんだ。


馬鹿だ、馬鹿がいるぞ。


 この日から藤井淳志は、「和製バーフィールド」と呼ばれることになる。

誰だ。 青コアラ
金コアラ むかし読売にいて、一年でクビになった外国人選手だ。

 だからみんなも、球場で藤井を応援するときは「ジェシー!」って叫んであげてね。

2007年
日本一メドレー

荒木雅博
走れ 大地を蹴り
突き進むスピード
夢 つかむ一打を
荒木決めろ

井端弘和
光の速さで突っ走れ
ドラマチックに
ダイヤモンドを駆け抜け
魅せろよ井端

森野将彦
全てを賭けて レツゴー
行くぜ 時代のヒーロー
夢に描いた一打を
森野将彦 放てよ

ウッズ
歓声を脊にして
みんなの歌に乗って
ここでホームラン
蹴散らせ タイロン

中村紀洋
ホームラン ホームラン 紀洋
ホームラン ホームラン 紀洋
さあ来るぞ 絶好球
狙い定めて ぶちかませ

李炳圭
世界 股にかけたその技を
このひと振りで見せてやれ
一打に賭ける男
打てよ 打てよ 李炳圭

堂上剛裕
竜の血が騒ぐ お前の見つめる眼差し
堂上 剛裕
勝利へ 導け

谷繁元信
ゲームを創れ
きらめんく ナイスリードで
今日も 期待してます
シゲシゲファイトだ

人物紹介
バーフィールド
バーフィールド
(読売1993)
 メジャーのゴールドグラブ賞常連、日米野球にもアメリカ代表として来日したことから、 長嶋が目をつけ獲得した。 だが、守備での鉄砲肩はいいにしても肝心の打撃がダメダメ、一年で解雇された。 プライベートで裁判沙汰になったりいろいろあったが、 ケツにビール瓶を差しこんだという逸話は聞いたことがない。

びんぼっちゃま
びんぼっちゃま
 家が貧しくスーツが前半分しか買えず、前から見たらスーツ、 後ろから見たら全裸という奇妙ないでたちをしているが、 これには彼なりのポリシーがある。 「カネにあかせて立派なスーツ(=四番打者)を買いそろえるより、 ボロは着てても心は錦、 武士は食わねど高楊枝、 表面上は堂々としてても、背中に寒風を感じてる男こそが真の男なのだ、と。 中日と読売、確かに少々の経済力の差はある。 だが、背中に受けた試練の数が多いほど、男は成長するのだ。 男はいつでも、背中に風を受けていたい。 そんな気持ちが、藤井の「びんぼっちゃまスーツ」にあらわれている。


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