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の年のドラフトで中日は愛工大名電の堂上直倫内野手を一位指名、 読売・阪神と三球団競合の末、 ズバリと当たりくじを引き当てた。 堂上直倫が中日ファンに広く知られるようになったのは、三年前の 『ドラゴンズ・カーニバル』 での企画、「中日ドラゴンズvs東海リトルシニア東海選抜」のエキシビジョン試合のときだ。 リトル・シニアってのは小〜中学生で作る硬式プロ野球チームのことだよ。 ふつう、小中学校の野球部は軟式のところが多いから、 硬式をやりたいチビッコは地域のリトルやシニアのチームに入るんだ。 このとき東海リトルシニア選抜の三番打者として出場したのが、 当時中学三年生の堂上直倫君(名古屋北シニア)だ。 先に入団していた堂上剛裕の弟ということで、 直倫君の打席にはひときわ大きな歓声が響いた。
中学時代の堂上直倫(15)
ナゴヤドームで福留からホームラン! 十五歳の直倫君は福留―荒木のバッテリーから、 ナゴヤドーム左翼スタンドに叩き込むホームランをカッ飛ばし、 「僕も中日ファンなので、いつかはここでプレーしたいです!」 と将来の中日入りを宣言したんだ。 あの強烈なナゴヤドーム・デビューから、三年。 直倫は、読売・阪神がドラフトで一位入札するほど立派になって、 (鮭が生まれた川に帰るように)ナゴヤドームに 「帰って来た」 んだね。
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堂上直倫 (どのうえ・なおみち、2007-) 福田永将 (ふくだ・ながまさ、2007-) 田中大輔 (たなか・だいすけ、2007-) |