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落合時代

堂上弟・田中をドラフトで獲得 2006年

落合博満
こ の年のドラフトで中日は愛工大名電の堂上直倫内野手を一位指名、 読売・阪神と三球団競合の末、 ズバリと当たりくじを引き当てた。

 堂上直倫が中日ファンに広く知られるようになったのは、三年前の 『ドラゴンズ・カーニバル』 での企画、「中日ドラゴンズvs東海リトルシニア東海選抜」のエキシビジョン試合のときだ。

 リトル・シニアってのは小〜中学生で作る硬式プロ野球チームのことだよ。 ふつう、小中学校の野球部は軟式のところが多いから、 硬式をやりたいチビッコは地域のリトルやシニアのチームに入るんだ。

 このとき東海リトルシニア選抜の三番打者として出場したのが、 当時中学三年生の堂上直倫君(名古屋北シニア)だ。
 先に入団していた堂上剛裕の弟ということで、 直倫君の打席にはひときわ大きな歓声が響いた。

中学時代の堂上直倫(15)
中学時代の堂上直倫
ナゴヤドームで福留からホームラン!

 十五歳の直倫君は福留―荒木のバッテリーから、 ナゴヤドーム左翼スタンドに叩き込むホームランをカッ飛ばし、 「僕も中日ファンなので、いつかはここでプレーしたいです!」 と将来の中日入りを宣言したんだ。

 あの強烈なナゴヤドーム・デビューから、三年。

 直倫は、読売・阪神がドラフトで一位入札するほど立派になって、 (鮭が生まれた川に帰るように)ナゴヤドームに 「帰って来た」 んだね。


地元選手ということで前評判三割増しだが、 読売・阪神が一位指名したなら間違いない。 青コアラ
金コアラ 中日スカウトと違い、 読売・阪神のスカウトの目は確かだからな。


2006年
ドラフト
2006年ドラフト

人物紹介
堂上直倫
堂上直倫
(どのうえ・なおみち、2007-)
 一年目から選手別応援歌が作られ、一年目からグッズ(選手タオル)が販売され、 二年目に背番号「1」をもらった超期待の若き大砲。 兄・剛裕とは兄弟で同じチームという、 マニア大喜びのシチュエイションでコアなファンを増やしている。

福田永将
福田永将
(ふくだ・ながまさ、2007-)
 田中大輔育成計画のため割とすぐに捕手から一塁にコンバートされたが、 それほど魅力ある打撃の持ち主。 『福ちゃんのシューマイ日記』というファンにはあまり知られてない謎のブログがあるが、 本人も覚えてないんじゃないかというほど更新頻度が遅い。

田中大輔
田中大輔
(たなか・だいすけ、2007-)
 ポスト谷繁として今度こそ期待の正捕手候補。キャンプ中、自らの企画で 『田中大輔日記』を中スポに連載するなど、 やる気が間違った方向に向かっている。 一歩間違えばポスト井上一樹。


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