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なら誰でも、好きなコにちょっと意地悪してみたくなるときがあるよね。 本当は大好きなのに、照れくさいから、 その人と会うといつもついつい悪口を言ってしまう。 思春期の男の子ってのは、みんなそういうもんだよ。 広島のブラウン監督は今が思春期。 落合監督が気になって気になって仕方がないブラウンは、 何かにつけ落合監督の悪口を言って、 気を惹こうとするんだ。 八月十三日の広島−読売戦終了後、 ブラウンは 「ハラとフルタはとても尊敬している。 だが、尊敬できないアンフェアな監督もいる。 ああいう事をしているといずれとんでもないことになる。 特に次に対戦する監督はよく聞いておいた方がいい」 と発言、 いきなり落合監督にイチャモンをつけた。 でも落合監督にしてみれば心当たりがないから意味が分からない。 「何がアンフェアなのか説明してほしい」 と言ったんだけど、 球団を通じて正式な抗議をしたにも関わらず、 ブラウンはダンマリ。 そりゃ言えないよね。 「落合監督に注目して欲しかったから、口からでまかせを言った」 なんて。 本当、思春期の男の子は面倒だね! その後もブラウンは、 中日戦で落合監督が審判に抗議をいれると間髪をいれずに自分も抗議に行ったり (落合監督の残り香を吸いたかったんだね)、 中日のスコアラーを広島球場出入り禁止にしたり (そうすれば落合監督が直々に広島球場に偵察に来てくれると思ったんだろうね) 、明らかに 落合監督に気にしてもらいたいパフォーマンス で、必死に落合監督の注目を浴びようとするんだ。 好きなのに好きと言えない。このへんは、 日本人もアメリカ人も一緒だね。
ブラウンの恋心はその野球ポリシーさえも変化させ、 来日一年目は「過度な練習で疲れるなんてナンセンス」 「バントなんてつまらない」「ピッチャーは中四日」 と“メジャー流”を通してたのに、 いつしか「うまくなるにはとにかく練習だ」「バントは大事」 「先発は基本中一週、相手チームによって変更することもある」と、 大好きな落合監督のやり方をどんどん真似していく んだ。 |
奈良原浩 (2006) ガルバ (2006) ペレイラ (2006) 小笠原孝 (市立船橋) 二回戦で国士舘に敗れる。 【1993夏】ベスト4 準決勝で大村(ダイエー)の育英に敗れる。 |