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の年のドラフトから「高校生」と「高校生以外(大学、社会人、その他)」 を別々の時期に行う 分離ドラフト が実施される。 分離ドラフトは高野連からの要望で、 従来の十一月実施のドラフトだと 「高校生の進路がドラフトが終わるまで決められない」 という理由らしい。 高校三年生は夏の大会で部活動が終わっちゃうから、 「指名されるかどうか微妙な選手」 は就活していいものかどうか、困っちゃうからね。
ただ、ドラフトを分割するのはいいんだけど、 十二球団会議では大学・社会人の逆指名を「希望枠」として残したままにしたもんだから、 場合によっては 社会人のナンバーワンと高校のナンバーワン選手を両獲り出来る という、欠陥ルールで分離ドラフトはスタートした。 これまでは社会人の逆指名を獲れなかった球団は 高校生の有力どころを一位指名することで何とかバランスを保ってたんだけど、 分離ドラフトだとドラフトの本来の目的である“戦力均衡”が機能しないよね。
こうして始まった“不公平ドラフト”だから、 中日はまんまと社会人と高校生のトップクラスを両獲り出来たんだ (オイ)。 高校では甲子園で一試合三本塁打を放ち「清原以来の大物」として名を轟かせた 大阪桐蔭の平田良介を一位指名、 社会人では 「ケガさえ無ければ社会人ナンバーワン級」 といわれるトヨタ自動車の吉見一起を自由枠で獲得した。 指名後、某局のスポーツバラエティ番組に出演した平田は、 衝撃の直筆プロフィール を全国の野球ファンに公開する。 ・・・・・・・・。 このフリップで中日ファンのハートをがっちりキャッチした平田は、 ファンからは“ヤキソバ”の愛称で親しまれ、 一躍中日のアイドルになるんだ。 |
吉見一起 (よしみ・かずき、2006-) 藤井淳志 (ふじい・あつし、2006-) 新井良太 (あらい・りょうた、2006-) 柳田殖生 (やなぎだ・しげお、2006-) 斉藤信介 (さいとう・しんすけ、2006-) 佐藤亮太 (さとう・りょうた、2006-) |