|
||||||||
密主義で「チーム内の情報は外には漏らさない」 ことを徹底していた落合監督だけど、 奇妙なことに、どうにも情報がダダ漏れしている気配がする。 コーチ会議で話したことや、誰と誰が入れ替えだとか、 身内しか知らないようなこと がなぜか新聞で報道されてるんだ。 一体誰が!? 隠しカメラや盗聴器でも仕掛けられているのか!? 腕利きの隠密同心が潜んでいるのか?! プロ野球ニュースでは、高木豊や谷沢健一が 「あるコーチから聞いたんですが…」 、 実況中継では小松辰雄が 「私があるコーチから聞いたところによると…」 と、コーチしか知らないような中日の内部情報を全国放送でバラまいてる。 誰だ!? 高木・谷沢・小松といった、 共通点の無さそうなバラバラなメンツとつながりがある「あるコーチ」とは 誰のことなんだァーーーッ!? 「ここだけの話なんだけどね」
そして鈴木孝政コーチは楽しみにしていたススキノ遠征直前、リハビリ担当コーチとして二軍に配置転換、 シーズン終了後に 「ススキノにいけないのにコーチをやってても意味がない」 と、 自ら三年契約の解除を申し出て退団した。 でも、鈴木孝政のえらいのはこのあとだ。 タカマサはこんな形で退団したのに、 このときの経緯に関して一言の愚痴もこぼさず、一切の言い訳もせず、 監督の悪口ひとつ言うことなく、 解説者に復帰してからも、 今まで通りドラゴンズを 愛情あふれるトークで応援 しているんだ。 つらかっただろう、悔しかっただろう。 本人は「マスコミに対して口が堅過ぎる」と評判が悪かった落合監督のフォロー、 チームにとって良かれと思ってしたことなのかも知れない。 でも、タカマサは何の言い訳もしなかった。恨み言を言わなかった。 この男らしさ、潔さで、逆にタカマサは“男としての株”を上げたんだ。 (コーチとしての株は下がったままだけど) |
|