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山田時代

監督選び、難航 2003年

山田久志
山 田監督解任以降、中日の新監督選びは難航した。


 わりと中日の場合、 監督を解任したときは既に次期監督が決まっている場合が多かったんだけど、 今回の解任は 「まず山田監督更迭ありき」 の空気があったから、 次の監督について何も決めてなかったんだね。

その後解説者になった久志だが、 こんな辞め方をさせられても特に球団の悪口を言うでもなく、 割とドラゴンズ贔屓でよくやってくれている。 青コアラ
金コアラ 人間として、コーチとして、とてもいい人だ。 監督としては知らんがな。
 次期監督候補には十人以上の名前が挙がった。
 選手時代から“将来の監督候補”と言われていた仁村徹を筆頭に、 権藤博、谷沢健一、牛島和彦、高木守道、小松辰雄、 鈴木孝政、佐々木恭介、近藤貞雄。変わったところで落合博満、 野村克也らの名前が各スポーツ紙で話題になった。

 東京中日スポーツが企画した 「誰を監督にしたい?」という読者投票では谷沢健一が一位になるなど、東京ローカルならではの 遊び気分満載の投票結果 が出たりもした。

 また、新聞で「新監督は高木守道氏が有力か」という憶測記事が流れると、 白井オーナーの自宅に 「高木を監督にしたらお前の家に爆弾を仕掛ける」 という 親身になったアドバイス 物騒な強迫状が届いて警察沙汰になったりもした。

一度失敗している守道が候補にあがったのは、 「岐阜の方から声があがった」 から、らしいな。 青コアラ
金コアラ 何処だ。「岐阜の方」。

 マスコミが好き放題の憶測で新監督を予想し、ファンがやきもきしている頃、 球団は監督候補を 落合博満・野村克也 の二人に絞り、身辺調査を進めていた。

 しかし、野村克也はスキャンダルで阪神監督を辞任した経緯があり、 片や落合博満はマスコミの間では「わがままで自分勝手な問題児」として報道されてきた。

 西川球団社長はことの真偽を確かめるべく、 「落合は本当に世間で言われるほどの問題児だったのか?」 ということを、落合在籍当時の球団幹部に直接会って、 ヒアリングを重ねていたんだ。


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(主な登場人物)
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