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神に丁稚奉公に行っていた大豊泰昭が戻ってきた。 三年前に関川・久慈とのトレードで阪神に苦行の旅に出た大豊だけど、 三年間のおつとめが相当苦労したようで、 帰ってきたときには髪の毛もすっかり薄く なっていた。 阪神時代の大豊は、 ホームラン二十一本打って規定打席に達しても三十パーセントダウン、 打率三割四分打てば二十一パーセントダウン、 そしてこの年のオフ、 ホームラン二十三本でまたまた限度額いっぱいの三十パーセントダウンの提示を受け、 いやになっちゃったんだね。 毎年限度額いっぱいかそれに近いダウン査定に、 「これではまるで、自分がこのチームで必要とされてないように思える。 もし必要ないなら、自由契約にしてくれませんか」 と言ったら、阪神は本当に自由契約にしちゃったんだ。 それで中日に戻って来たんだよ。
大豊の年俸推移
大豊は、中日→阪神に移籍した二年後に中日優勝、 阪神→中日に出戻りした二年後に阪神優勝と、 「いなくなってから元いたチームが優勝する」 という不思議ジンクスを作り、 本人は一度も優勝経験のないまま引退した。 |
土谷鉄平 (つちや・てっぺい、2001-2005) 山崎賢太 (やまさき・けんた、2001-2003) 仲沢忠厚 (なかざわ・ただあつ、2001-2005) 辻田摂 (つじた・おさむ、2001-2002) テレビ東京『浅草橋ヤング用品店』の企画でアメリカ球界デビュー。 成功していたらモーニング娘。テイストな企画系プロ野球選手が続出していたんだろうかと思うと、 成功しなくてよかった。(引退は「卒業」とか言われて) |