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税事件以来、栄光の背番号「1」を取り上げられ、 日本人プレーヤーでは珍しい 「始終苦しむ49」 を与えられた種田仁。 その性格は負けず嫌いで、高校時代はアホの元木とチームメートで甲子園に出場、 決勝戦を自らのエラーでサヨナラ負けすると、 グラブを投げつけベンチを蹴飛ばし、 詰め寄るマスコミ陣に 「じゃまやろっ、のかんかいッ!」 と怒鳴りつけた超武闘派高校球児だ。 そういった短気で乱暴な面も持ちながら、 勉強家で向上心が高い種田は、 長いスランプから脱出するため研究に研究を重ね、ついに新時代のバッティング・フォーム、 「種田・ミレニアム・オープンスタンス」 を完成させたんだ。
「種田・ミレニアム・オープンスタンス!」
かかって来んかいっ 一見ただのガニマタに見えるこのスタイルだけど、 実はスポーツ科学・運動理論・心理学に裏づけされた究極のバッティング・フォーム。 この新フォームでセ投手陣を恐怖のどん底に陥れた種田は、 「代打で十一打席連続出塁」の日本記録 を達成し、代打屋として日本のプロ野球の歴史の頂点に立ち、 『カムバック賞』を受賞した。 種田がもし今も中日にいたら、同期の井上と二人で 最強のイケメン・コンビを結成していただろうね。 なにせ種田はチームメイトから「マイケル」と呼ばれるほど超イケメンだったんだから。 |
曹竣揚 (そう・しゅんよう、2000-2002) |