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第二次星野時代

大豊vsディミュロ 1997年

星野仙一
大 豊泰昭が、この年大爆発する。



 六月五日の中日―横浜戦、審判交流で来日していた米国審判マイク・ ディミュロ審判のストライクの判定に大豊が猛抗議、 退場を言い渡されると、大豊はディミュロ審判の胸を押し、 これに星野監督と島野コーチも加わって乱闘騒動になった。

 そしてこの試合の後、ディミュロ審判は 「こんな恐怖は味わったことがない」 と言って、アメリカに帰っちゃったんだ。 星野監督と島野コーチが相当怖かったみたいなんだけど、 星野監督の抗議なんてハーフタイムショーみたいなもんだってこと、 このアメリカの審判は知らなかったんだろうね。勉強不足もいいとこだよ。

 また、一ケ月の七月三日には、やはり中日―横浜戦で、 球場のファンのヤジに大豊がブチ切れ、 バットを観客席に向かって放り投げてしまったんだ。 これで大豊は三日間の謹慎処分。 どうせ投げるなら、 直筆サインでも入れてから投げればファンサービスになったんだろうけどね。

 そして大豊はこの年のオフ、 関川・久慈と大豊・矢野の、 二対二の交換トレードで阪神に出されてしまうことになる。


後日談

 時は流れて二〇〇八年五月二十三日、ニューヨーク。
 打席にはマリナーズ・イチロー、主審はマイク・ディミュロ。
 イチローは二打席連続で見逃し三振を取られたことで、 ディミュロ球審に猛抗議、 これに加わったマリナーズ監督が退場になった。
 このときのイチローのコメント。

  「大豊さんの気持ちがよく分かる。退場すべきは審判の方だ」

そんな十年以上も前の話、よく覚えて(根に持って)たな。 青コアラ
金コアラ イチロー、どんだけ中日ファンなんだよ。


1997年
順位表
1997年順位

1997年
表彰選手
1997年表彰選手

1997年
チーム内ベスト
1997年チーム内ベスト

1997年
トレード
1997年トレード



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