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野監督が復帰したからには、高木時代には控え目だったトレードも全開だ。 星野“全権”監督はオフから活発に活動を再開する。 まずは高木時代のレギュラーだった前原博之・清水雅治を追放すると、 第一次星野時代に広島に放出した音重鎮・山田和利を出戻りトレードで復帰させ、 子飼いの仁村徹をロッテに出したかと思えば、 落合との交換要員で出した平沼定晴を呼び戻し、 さらにロッテからは前田幸長・愛甲猛を獲得した。
当時の広島監督はセンイチの親友・山本浩二。 広島ではレギュラーのポジションを獲得し 「このチームに骨を埋めるつもりだった」という音重鎮を取り戻すため、 「浩二ィ、うちに若林っちゅう、 この先十年は日本球界を背負って立とうという素晴らしい選手がおるんだが、 お前の持ってるその柿の種と交換せんか?」 とでも言ってだまくらかしたんだろうね。 |
石黒広報 |