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高木時代

高木新政権、最下位発進 1992年

高木守道
名 球会監督・高木守道の一年目が始まった。 (星野監督以外の中日の監督は 名球会・名球会有資格者監督が多いんだね)


 高木守道は現役時代「俊足・巧打・鉄壁の守備」 と三拍子を高いレベルで兼ね備えた名プレーヤー。 今は解説者として荒木・井端のファインプレーを 「普通です」 と言い放つ名ゼリフは 流行語大賞にもノミネートされたよね。

 熱血漢の星野監督とは対照的に、高木監督は無口で沈着冷静、 プレーを黙って見つめ、ノートにメモを取り、 指先でメガネをクイックイッするタイプの監督だ。

メガネをクイして暗黒オーラを出す高木守道

 前年は途中まで首位、終盤の自滅で優勝を逃がした中日だけに、 このシーズンは期待がかかっていた。
 しかしこの年、春先から五割は維持していた中日だったけど、 六月の声を聞くと主砲・落合が腰痛で離脱、 ムードメーカー・宇野勝がスランプに陥りチームは急降下。
 なかなか調子の上がらない宇野に、高木監督は

あいつはもう使わん

 と、“夏男”で知られていた宇野を セミの声が聞こえる前に二軍に落としてしまったんだ。

 しかし、それでもチームはずるずると最下位転落。 シーズンが終わると宇野はロッテにトレードされてしまった。
宇野はエラーや三振でさえ「客の楽しみの一つ」だったな。 青コアラ
金コアラ 高木監督は真面目過ぎたよ。 だって、宇野が三振やエラーすると怒るんだもんな。
宇野はそれが芸なのにな。 青コアラ


1992年
ベストオーダー
1992年ベストオーダー

1992年
順位表
1992年順位

1992年
表彰選手
1992年表彰選手

1992年
チーム内ベスト
1992年チーム内ベスト

人物紹介
長嶋清幸
長嶋清幸
(ながしま・きよゆき、1991-1992)
 現役時代は乱闘が起きるとセンターから駆けつけ相手キャッチャーを殴りつけるステイヤー。 今や球界では絶滅寸前の“武闘派”だが、 コーチとしての評価も高い。いずれ清原あたりがどこかの監督になれば、 再び活躍の場もあるだろう。



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