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人の与田剛が新クローザーとして鮮烈レビュー (当時の呼び名は「ストッパー」)。 チーム全体の勝ち星が少ない中で、 三十五セーブポイントの成績を残し、 セーブ王&新人王の二冠に輝いたのが一九九〇年シーズンだ。 中日ファンに限らず、プロ野球ファンならこういう「剛速球タイプ」は人気があるよね。 当時の与田もファンに大人気で、 もし与田が順調だったならいずれ先発として 背番号「20」を受け継いでいたかもしれない。
歴代最速投手
当時の国内最速・百五十七キロ! やっぱり剛速球はいいねー。気持ちいいよねー。 アマチュア時代に「マックス百五十キロ超」と言われてプロ入りする投手は多いけど、 プロの、しかも一軍で投げるとなると、 コントロール重視、変化球と同じモーション、クイック対応など制約がかかり、 実際に百五十キロを超えるボールを「試合で投げられる」投手は激減する。 与田以来、中日では長いこと一軍で投げられるレベルの「剛球派」投手は出ていない。 そういうこともあって、与田は “最後の剛球投手” として 中日ファンの間で今も思い出として語られるんだ。 そろそろ後継者が出て欲しいところだね。
剛球王子・与田剛
このシーズン、他に個人タイトルでは落合博満が二年連続の打点王に加え リーグ移籍後初の本塁打王を獲得し、 史上初の両リーグ二冠を達成した。 チーム成績の方は、ちょっと忘れちゃったよ。 |
西本聖 (にしもと・たかし、1989-1992) |