八月四日(火)○中日―●阪神
の日、
中日ドラゴンズvs前田大和(神)のフリー打撃対決
が、ナゴヤドームを借り切って行われた。
大和のフリー打撃の相手をするのは中日・チェン。
この一対一の真剣勝負を見に、
ナゴヤドームには平日にも関わらず、
三万人以上の大観衆を集めた。
また、投手側が一方的に有利にならないように、
「大和の打席のあと、チェンは
打者八人を立たせて投球練習
し、
ひと回りしてから大和と次の対決をする」
という形にし、実戦形式になるよう
球数の調整
も行われた。
残りの八人のバッターは、
出塁しちゃいけないというルールでもあったのか?
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あったんじゃないか?
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【ドラゴンズvs大和】
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一回 |
1 |
平野 |
三ゴ |
チェン |
2 |
大和 |
左飛 |
チェン |
3 |
鳥谷 |
三飛 |
チェン |
二回 |
4 |
金本 |
空三 |
チェン |
5 |
新井 |
左飛 |
チェン |
6 |
ブラゼル |
投ゴ |
チェン |
三回 |
7 |
桜井 |
右飛 |
チェン |
8 |
矢野 |
投ゴ |
チェン |
9 |
安藤 |
逃三 |
チェン |
四回 |
1 |
平野 |
中飛 |
チェン |
2 |
大和 |
右安 |
チェン |
3 |
鳥谷 |
右飛 |
チェン |
4 |
金本 |
空三 |
チェン |
五回 |
5 |
新井 |
左飛 |
チェン |
6 |
ブラゼル |
空三 |
チェン |
7 |
桜井 |
一邪 |
チェン |
六回 |
8 |
矢野 |
空三 |
チェン |
9 |
高橋光 |
中飛 |
チェン |
1 |
平野 |
空三 |
チェン |
七回 |
2 |
大和 |
左2 |
チェン |
3 |
鳥谷 |
空三 |
チェン |
4 |
金本 |
空三 |
チェン |
5 |
新井 |
捕ゴ |
チェン |
八回 |
6 |
ブラゼル |
空三 |
チェン |
7 |
桜井 |
捕邪 |
チェン |
8 |
矢野 |
左飛 |
チェン |
九回 |
9 |
狩野 |
空三 |
チェン |
1 |
浅井 |
空三 |
チェン |
2 |
大和 |
空三 |
チェン |
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対決の結果は、大和の四打数二安打と、
ヒット数では大和がチェンに勝利した格好となった。
(もっとも、プロの試合では得点に結びつかないヒットは意味がないので、
「点を取られなかった」という意味ではチェンの勝利とも言える。
この日のフリー打撃では、
「得点圏にランナーを置いた場合」のケースを阪神側が設定しなかった
ので、
四打席ともランナーのいない場面での打席となった)
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
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R |
阪神 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
0 |
中日 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
4 |
x |
|
7 |
【中日】 ○チェン
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【阪神】 ●安藤→筒井→ジェン
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【本塁打】 和田二十二号(安藤)、和田二十三号(ジェン)
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九回を被安打二、与四死球〇、奪三振十二の完璧なピッチング。
鳥谷やブラゼルといった面倒なところは完璧に抑えながら、
プロ初スタメンの大和に二安打されるという愛嬌を見せた。
試合後のヒーローインタビューではオール日本語での受け答えだったが、
インタビュアーの「九回のストレートは百五十三キロでしたよ!」の質問(?)には
「え…あの、分かりません」と困惑、
言われてみれば
「九回のストレートは百五十三キロだった」
という不完全な日本語は、
日本語のプロであるべきアナウンサーとして再勉強してほしいところだ。
(九回というのが何の回数なのか分からない、ストレートには髪の毛サラサラのストレートや、
自分の意見をはっきり言うなどの意味もある、
キロといわれてもキログラムなのかキロワットなのか分からない)
和田一浩
(わだ・かずひろ)
先制のスリーランとダメ押しのホームランを含む二本塁打&猛打賞。。
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