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七月三十日(木)●読売―○中日 売先発・東野はリードしながらも不安定な投球でフラフラ。 責任イニングを投げきった五回裏の打席では、 読売ベンチも限界を感じ取り、 打席の東野に「もう一イニングだけ行かせるから」 と、本来ならここで代打を出したいことをわざわざ伝えるほどだった。 普段投手交代機には鈍感な読売ベンチでさえ「東野はもう限界」 と察していたにも関わらず、あえて続投させたのは あと四イニングも継投でしのげる自信がない から。 確か読売は、西武のクローザーの豊田、 ロッテのセットアッパー藤田、 日ハムのクローザーマイケル中村の 四億五千万の中継ぎトリオ に、 “育成の読売”が「ワシが育てた」とさんざん自慢していた風神・雷神がいたはずだが、 どこで育て方を間違えたのか どうにも使い物にならない様子。
こうして続投を命じられた東野はその一分後、 あっという間に逆転ツーランを打たれ、 続く雷神もメッタ打ちで六回に四失点、 原監督はショックでベンチに座りながら風化し、 コーチ陣があわてて水で固めて何とか元の形に直した。 試合後、東野は 「いいかげん砂遊びは卒業してほしい」 と説教されたのだった。
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川井雄太 (かわい・ゆうだい) 浅尾拓也 (あさお・たくや) 岩瀬仁紀 (いわせ・ひとき) 小池正晃 (こいけ・まさあき) 荒木雅博 (あらき・まさひろ) 森野将彦 (もりの・まさひこ) ブランコ |