![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
六月十七日(水)○中日―福岡ダイエー●![]() ![]() 落合ドラゴンズでは徹底した緘口令により選手の怪我の状態は公表されない。 二軍に落とす場合でも本人以外には理由を言わない。 そのため、「あの選手ここしばらく見ないな、どうしたんだろう」と思っていたら、 いつの間にか手術していた、なんてこともままある。 だから 「××を使わないなんて全く落合監督の考えてることは分からない。福留はワシは育てた」 なんてことを取材もしない解説者に言われるし、 「○○を一試合も使わないで落とすなんて、 こういう落とし方が一番嫌いです(怒)」 と無駄に怒られたりもする。 しかし、五年も付き合ってれば、 たとえ理由は分からなくても「落合監督は理由のないことはしない」 ということくらい、多くのファンは知っている。
この日の試合前、藤井の前日までのスタメン落ちについて、 笘篠コーチが重い口をようやく開いた。
なるほど。 試合をよく見てるファンからは 「最近の藤井はチャンスでのバッティングが弱い」 「送りバントも進塁打も打てない」 との声が多く、実際その通りだったが、 問題は守備にあったのだ。 やっぱりここまで何度も見られた ノーコンなのに間に合わない本塁にダイレクト送球して無駄にバッターランナーを進塁させる鉄砲肩 や、 私生活では合コン、外野守備ではお見合いが大好き のあの周りを見ない守備が、 「守り勝つ野球」を提唱するドラゴンズの戦い方に外れつつあった、ということだろう。 藤井はこれから何年もレギュラーを張ってもらわなくてはいけない選手、 修正するなら早い方がいい。 藤井がお休みの間、 バッティングに期待の持てる平田ではなく、 敢えて英智を使っていたのもそういう理由なら納得だ。 藤井はベンチから英智を見て、英智の一挙手一投足を勉強していたのだ。 そして、いよいよ学習の成果を見せるときがやって来た!! この日スタメン復帰した藤井はセンター守備で抜群の動きを見せ、 きわどい飛球は好捕し、 突っ込んでも無理な飛球は自重することを覚え、 このところ薄れていた“守備の藤井”が鮮やかに復活したのだ。 ![]() ![]()
打撃の方
![]() そこまで英智を見習う必要はないのに…
|
![]() ![]() ![]() 小笠原孝 (おがさわら・たかし) |