四月二十四日(金)●読売―中日○
タツノリに、異変が起きている。
今年の原は去年までの原と一味違う。
試合中、去年までなら
ベンチにボーっと座り呆けて、口を半開きにしていた原
が、今年は
何やらいそいそとメモを取るようになった
のだ。
↓去年までの原
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↓今年の原
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そういえば中日でも、山田監督のころはベンチでよくメモを取ってたな。
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…さては、WBCで山田久志に何か仕込まれたな。
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そう、原監督は今年二月〜三月にワールド・ベースボール・クラシックで山田久志コーチと同じチームにいた。
チームでは山田久志コーチが投手の全権を任され、
相手打者が右でも左でもかまわず山口鉄也投手を出す投手継投について、
原が
「ねえねえ山田コーチ。どおして打者が右バッターなのに左の山口を出すの?
右には右、左には左を出さなきゃいけないって
僕はナガシマ監督に教わったよ?」
と聞き、山田コーチが
「右とか左とか関係ありません。山口の決め球は右バッターでも打てませんよ」
と答えると、原監督は目を丸くして驚いていた、と先日の中継の解説で山田久志自身が言っていた。
そういうことがあって今シーズンの読売は「山口フル回転」という技を覚えて序盤の読売快進撃があるわけだが、
きっと「試合中に書き込むメモ」も、
山田久志に教わった秘密の必勝法
を実践しているのではあるまいか。
好調読売の秘密は「ハラ・ノート」か!
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そこで、原が何を書いてるのか覗いてきてみた。
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中日 |
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読売 |
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【読売】 福田→M中村→豊田→山口→●越智
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【中日】 山井→高橋聡→斉藤→○小林→S岩瀬
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【本塁打】 立浪一号(豊田)、阿部三号(岩瀬)
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公示 |
4/24 |
抹消 |
45パヤノ |
48澤井 |
登録 |
69小林 |
57デラロサ |
序盤はバッテリーの二人だけで野球をやり、
四球・暴投・実質エラーであっという間に先制点を奪われどうなることかと思われたが、
終わってみれば七イニングを被安打一。
「終わりよければすべてよし」とグッド・エンドに持っていくのはさすがウルトラ兄弟の血。
立浪和義
(たつなみ・かずよし)
八回、一点ビハインドでイニングの先頭打者で代打という
思い出作りのような場面での登場だったが、
味方もびっくりのまさかの同点ホームラン。
ベテランらしい「東京エッグの見えない軌道」に乗せた一発だった。
高橋聡文
(たかはし・あきふみ)
パヤノ抹消で左の中継ぎに不安が広がりそうな気配の中、
打者四人をピシャリ。
小林正人
パヤノ抹消による緊急昇格だったが、大事な場面でイスンヨプを一球で抑え勝利投手に。
もりの・まさひこ
ところどころ足を引っ張り加減な場面もあったが、
延長十一回に決勝の二点タイムリーで格好をつけた。
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