四月二十二日(水)○中日―阪神●
本人選手のメジャー流出が増え、海を渡る人は一様に
「自分の力がメジャーで通用するか試したい」
と、その裏でチャリンチャリンと音を立てるものの存在を薄めようとする。
でも、わざわざアメリカになん行かなくたって、
「自分の力がメジャーで通用するかどうか」
を確かめる手段はあるのだ。
だって、日本にはメンチがいるじゃないか。
バリバリのメジャーの強打者・
メンチを抑えられれば
「その投手はメジャーでも通用する」
のである。
いちいち海を渡る必要ないんだよ!>みんな
投手でいえば、
誰から打てば「メジャーで通用する」ことになるんだ?
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木田。
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ワールド・ベースボール・クラシックでは、
日本代表チームに参加したイチローがまったく打てないにも関わらず、
他の選手たちは
「イチローさんのプレーする姿を見るだけで、
同じグラウンドに立つだけですごく勉強になるんです」と言った。
メンチも、そう。
メジャーリーガーは、数字とは関係なく、
独特の
“一流のオーラ”
をまとい、
そこに居るだけで他の選手に刺激を与えているのである。
さあ!今日もメンチと戦えるぞ!!
気分はメジャーの大舞台だ!!
スターティング・オーダー
阪神 |
1 |
(中) |
赤星 |
2 |
(一) |
関本 |
3 |
(遊) |
鳥谷 |
4 |
(左) |
金本 |
5 |
(三) |
新井 |
6 |
(右) |
桜井 |
7 |
(捕) |
岡崎 |
8 |
(二) |
平野 |
9 |
(投) |
久保 |
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中日 |
1 |
(二) |
荒木 |
2 |
(遊) |
井端 |
3 |
(三) |
森野 |
4 |
(一) |
ブランコ |
5 |
(左) |
和田 |
6 |
(右) |
野本 |
7 |
(中) |
藤井 |
8 |
(捕) |
小山 |
9 |
(投) |
浅尾 |
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(新聞記事より)
メンチが出場登録外れる
阪神は二十二日、
新外国人のメンチが遠征中の名古屋市内の病院で、
腎機能障害の疑いがあると診断されたと発表した。
大阪に戻り、二十三日以降に再検査を受ける。
メンチは出場選手登録を外れ、代わってバルディリスが登録された。
常川チーフトレーナーは「本人が昨日、疲れがひどいと訴えてきた」と説明。
真弓監督は「疲れかな。残念」と話した。
メンチはここまで十三試合に出場し、打率一割六分七厘だった。
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名古屋市内の病院からドクターストップだと?
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…阪神ファンだな、その医者。
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間違いなく阪神ファンだ。
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主砲・メンチを欠き決定力不足の阪神は、チャンスは作るもののあと一押しが足りず、
七回には満塁で六番打者(本来はメンチ)に回ったが、
打席に立った今岡の力ない三振が
“メンチの抜けた穴”
を深刻に語っていた。
また会えるよね? メンチ!!
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
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R |
阪神 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
|
2 |
中日 |
1 |
0 |
0 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
x |
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6 |
【中日】 ○浅尾→パヤノ→斉藤→高橋聡→S岩瀬
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【阪神】 ●久保→阿部→筒井
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【本塁打】
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初回の先制タイムリー、六回のダメ押しタイムリーと今日も勝負強さを発揮。
野本圭
(のもと・けい)
五回、六回と繋ぎの野球でタイムリー。復調気配。
浅尾拓也
投手陣の苦しい台所事情の中、七イニング二失点でゲームを創った。
(それでもパヤノは投げているわけだけど…)
小山桂司
このところリードにバッティングに好調で、この日は今までの合わせ技でお立ち台に。
インタビュアーは(柳沢のときのように)小山を泣かせようと淡い期待を抱いていたようだったが、
さすがハムでは素行不良で知られた強心臓、
堂々たる受け答えでお立ち台に送り込んだ石黒広報の期待を裏切っていた。
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