DOALA REPORT --ドアラ研究。 ■本には書かれなかった“ドアラのひみつ” 今回は中日の最強マスコット・ドアラについて調査してみたぜ。 ドアラ。 PHP出版『ドアラのひみつ』の公式プロフィールによれば、 ▼中日ドラゴンズのマスコットキャラクター。 生年および生誕地は不明。 一九九四年にナゴヤ球場に出現。現在も愛知県名古屋市に住んでいる。 一九九四年、ナゴヤ球場に捨てられていたところを拾われてマスコットになったと、 本人が語ったこともあるが真相はナゾ。 とある。 今では小栗旬ぐらい人気はあると言われているドアラだが、 俺は古い書籍を紐解いて、その歴史を調べてみたんだ。 (一)ドアラ登場 ドアラが初めて公の場に登場したのは一九九四年のナゴヤ球場と言われている。 俺は、世界中の図書館を探して当時の画像を探した。そして見つけたのさ、以下の写真を。
「今季から登場のドアラちゃんでーす」 と、ある。 ドアラちゃん・・・。 そうか、最初は“ドアラちゃん”と呼ばれていたのか。 (あるいは自分で名乗っていたかだな) ん? 左胸の下に、何やら変なマークが・・・ ![]() こ、これは・・・ ドラぼうや だ! 背番号がドラぼうや!?(い、いや、正確には「胸番号」だが・・・) (二)謎の胸番号 そしてさらに調べるうち、また別の写真を発見したんだぜ。
これは、最近ルール改正され各球団が実施している「ユニフォームに広告ロゴをつける」宣伝の走りじゃねえか! ドラゴンズはユニフォームの袖に中日新聞、読売は右胸にアディダスのロゴマークを入れてCM広告してるが、 今から十四年も前にドアラが先駆けてやっていたなんて! ユニフォームに広告を入れるのは当時の野球協約では出来ねえはずなんだが、 そうか、ドアラは選手じゃないからNPBの定める「公式ユニフォーム」とは別の扱いなんだな。 (つまり、何を着ても自由だし、どんな広告をいれてもオッケーなわけだ) 奇抜なアイディアで球団の広告収入増に貢献していたドアラ。この頃からタダ者じゃねえぜ。 ![]() ちなみに正式な背番号は「七五八」だぜ。 いったい、どういう理由で七五八になったんだろうな?俺にはサッパリ分かんねぜ。 何か名古屋にゆかりのある数字なんだろうか。 (三)初代ドアラは二体いた? 下の写真は、ファン感か何かの画像なんだが、写真説明欄に衝撃的な文字列が踊ってたんだぜ。
ドアラ一号?! ドアラに一号とか二号がいるのか!? まさか。そんなわけがない。 だって今のドアラは一体しかいないじゃないか。 ドアラは一九九四年にナゴヤ球場で拾われた。そのとき、二人捨てられたなんて話は聞いてない。 もし二人いたなら、今だって二人いるはずだ。 いるわけがない。 ドアラが二人なんて、いるわけがない。 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・ ![]() いた。 (四)二代目ドアラ登場 一九九七年にドラゴンズの一軍本拠地がナゴヤ球場からナゴヤドームに変わると、 ドアラもちょっとした模様替えをしたんだぜ。 いわゆる、“二代目ドアラ”だな。 ![]() 背番号は〇〇〇になった。 目玉が大きくなったのは、当時流行していた“プチ整形”ってやつだろう。 時代はバブル期、人間の男女も自分をいかによく見せようか、 見た目のかっこよさに湯水のようにカネを遣っていたカマ野郎全盛の時代だぜ。 顔色は薄いピンクから日本人っぽいきれいな肌色に。 スキンケアにも余念がないドアラだぜ。 スタイルもちょっと引き締まったぜ。広いナゴヤドームに対応できるよう、 頑張ってダイエットした結果なんだろうな。 (五)そして現在の三代目ドアラ 今のドアラは二○○四年頃からかな? 背番号が一九九四になった。 ドアラ本人が「ナゴヤ球場で拾われたのが一九九四年」って語ってる以上、 一九九四年にいた、 俺たちが“初代ドアラ”と呼んでる生き物と今の三代目ドアラは同一人物ということになる。 落合監督就任を機に、二度目のプチ整形をしたんだろう。 この当時、韓流ブームでアジア全体で整形が流行していたからな。ドアラも韓国まで行って目鼻立ちをいじって来たんじゃねえかなと想像するぜ。 ![]() 今、ドアラは黄金時代を迎えた。 しかし、その裏に“ドアラの暗黒面”があることを俺は懸念している。 “ドアラ二号”は何処に行ったんだ・・・? ・・・いや。ややもすれば、今いるドアラが実は二号で、行方不明になったのは一号の方かも知れねえんだ。 ドアラ一号と二号の間にいったい何があったのか。 時期的には、ナゴヤ球場からナゴヤドームに移ったときに片方のドアラは忽然と姿を消している。 一体、片方のドアラは何処に・・・ いや、これ以上の詮索は、止めておこう。 このことは、俺の胸の中にだけ、そっとしまっておけばいいのさ。 片方のドアラの消えた一九九六年オフに、ドラフト二位で森野将彦が入団したことなど、 ただの偶然に過ぎねえんだ・・・! |