東日中京スポーツ
第12号 「広島で竜祭り!号」(5/08〜5/10)
■ダジャレ菌、猛威を振るう

 もう止まらない……!


5/08(火)
先発  
朝倉 中日 16
青木高 広島
 広島に大勝した翌日、中スポ・トーチュウの1面に、全国の中日ファンは駅の売店で呆然と立ち尽くすのみだった…!

(↓中スポ1面)

中スポ1面

中村紀 『大ノリ』
(↓トーチュウ1面)

トーチュウ1面

中村紀 『ノリノリ』

 誰も止められない……

 この……

 ダジャレ・スパイラル……!

 マスコットを襲い、主力選手を襲い、元選手を襲い、ドラゴンズファンを恐怖のどん底に陥れた“ダジャレ菌”が、 ついに大本営を襲った。
 5月9日の朝、前日の中村紀の4安打を受け、中スポは 『ノリ、大ノリ』 と1面で報じ、 こういうときは冷静な記事で浮かれ気味の本店を諭す役割のトーチュウまでもが 『ノリ、ノリノリ』 と、 球場では思いついても恥ずかしくて口に出せないダジャレ語句 を1面トップに持って来たのである!

 ますます広がる「中日ファン=ダジャレ病感染」疑惑。
 ああ! これでは周りの目が気になって、電車の中で新聞も広げられないよ!!!

5/09(水)
先発  
浅尾 中日 12
大竹 広島
 
5/10(木)
先発  
小笠原 中日
高橋建 広島 1x 2x

■石原登板未遂事件
 第1戦、広島5番手で投げた河内もメッタ打ちにあい、 得点差が「12」と広がったとき、広島のブルペンでは 控え捕手の石原 がピッチング練習を始めていた。

 これについてブラウン監督は試合後、 「河内がKOされたら出す予定だった。 もう投手陣は使いたくないから。アメリカではよくあること」 と記者陣に語っている。


「アッメ〜リカでは〜」

アメリカ大好き人間
「あったりマエでェ〜ス」


 捕手・石原が登板することの是非は別にいいだろう。 そういう状況なら仕方ないし、ルール違反でもマナー違反でもない。 読売なんか接戦の試合なのに9回に豊田を出すくらいだから 、そういう意味ではまだピッチャー・石原の方が「試合を捨ててない」と言えるかも知れない。

 だが、気になるのはブラウンの 「アメリカではよくあること」 という言い訳だ。 アメリカでどうかなんてこっちは聞いていないのに、 どうしてわざわざそんな事を言ったのだろう?

☆   ☆   ☆   ☆

 昨シーズン、中日ファンを激怒させたブラウンの「アンフェア」発言。 あれも「アメリカでは有り得ない」として、ブラウンは落合野球を全否定した。
  • ナゴドはホーム側だけ打席のリプレイが流れる。
  • 中日はスコアラーを偵察によこしている。
  • 中日は相手投手陣のクセを盗んでいる。
 捕手・石原の登板と同じように、ルール違反でもマナー違反でもない。 日本ではよその球団もやっていることだ。 違うとすれば、「アメリカでやっているか、いないか」だけである。

 ブラウンには
 「アメリカでやってる事=全て正しい」
 というポリシーがあるのだ。

☆   ☆   ☆   ☆

 そういう意味で、ブラウンが
 「フルタやハラは私と野球観が似ていて、尊敬できる。 オチアイは尊敬できない」
 と言ったのは、

  古田や原はアメリカでは当たり前の「報復死球」をよくやり、 落合は報復死球否定派

 だから、「オチアイはアメリカ的ではない=尊敬できない」、という事なのだろう。

■タニシゲ、無策!
 10日の第3戦、タニシゲ捕手が自身の持つ連続無策セリーグ記録を更新した。

 この試合、タニシゲは攻撃・リードにおいて工夫が全く見られず、 打席に立てば振り回すだけの3タコ、 リードでは3番手で出てきた石井裕也の乱調を抑えられず、挙げ句にサヨナラ負け。 投手をリラックスさせるのが仕事のはずのに、最後には逆に怒鳴りつけて投手を萎縮させる始末だった。

 ベテランとして、打撃でもリードでも手本にならなければならないはずのタニシゲだが、 この日はまるで悪い見本。これでは「連続無策記録」は伸びるばかりだ。

【お詫びと訂正】

 本紙『東日中京スポーツ』第11号において、 「タニシゲ捕手が無策のセリーグ記録を更新した」 と書きましたが、正しくは 「タニシゲ捕手が無策のセリーグ記録を更新した」 の誤りでした。お詫びして訂正します。

-- ParaFla de DRAGONS! --