東日中京スポーツ
第6号 「阪神ナゴド対策雲散霧消号」(4/17〜4/19)
■阪神、ナゴド対策の成果は?
4/17(火)
先発  
ジャン 阪神
山本昌 中日

4/18(水)
×
先発  
下柳 阪神
長峰 中日

4/19(木)
先発  
ボーグルソン 阪神
川上 中日
 そういえば、かつて中日も“ナゴヤドームで勝てない”と苦しんだことがあった。
 ナゴヤドーム初年度の1997年、中日は本拠地ナゴヤドームで 26勝37敗 と大きく負け越したのである。
 そこで当時の星野監督は

 「ドーム対策をせんといかん。ワシが育てた」

 と、大改革を実施した。

【中日が行ったナゴヤドーム対策】
  • 大豊・パウエルを放出し、阪神から久慈・関川、韓国からは李鐘範を獲得し、 機動力・守備力を重視する野球に大幅に方針転換した。
  • ホームゲーム用の使用球をM社製の「飛ぶボール」から、国際標準に近い通称「飛ばないボール」に変更。
  • 宮田コーチを招聘し投手陣を再編。
  • ドラフトで即戦力の大学生ナンバーワン投手・川上憲伸を逆指名で獲得。 その後も投手中心の補強を進める。

 この“対策”の結果、中日は1998年には前年の6位から一気に2位にジャンプアップ、 1999年にはリーグ優勝を果たしたのである。
 ナゴヤドームにはナゴヤドームの戦い方がある。 負けを「気合が足りない」「気持ちの問題」と精神論にせず、 チームカラーを一新してまで改革を断行した星野監督の英断と言えよう。 その点、岡田監督が昨オフから

 「ナゴヤドーム対策をせんといかん!そらそうよ」

 という思考に至ったその考え方は正しいといえる。

 そして岡田阪神は昨秋から熟考し、ナゴド対策を考えに考え、 一つの答えを出した。

岡田監督、大発見!

【阪神が行ったナゴヤドーム対策】
  • 甲子園のブルペンの一つを傾斜をナゴドと同じにした

何だってー!?


 な、何と斬新な対策ッ!!

 たった一つの計算外は、兵庫県から愛知県まではやや距離があり、 「甲子園のブルペンで肩を作ってナゴドの試合で登板する」 というのが時間的に不可能なところだ。

■ドラえもんが新旧交代
 17日の阪神戦、見事な完封勝利を挙げた山本昌だったが、 この日のスタメンマスクはタニシゲではなく小田。 山本昌は「勝因は小田のリードのおかげ」と言い、 落合監督は「マサと小田とは相性がいいんだ」と小田を絶賛、 今度も小田にスタメンチャンスを与えることを匂わしたのである(!)。

☆   ☆   ☆   ☆

 一方、テレビ朝日系列で毎週金曜日19:00から大好評放送中の人気番組 『ドラえもん』だが、3年前の声優一斉入れ替えに続き、 今年5月11日からはオープニング主題歌が変更、 および登場人物の服装が現代風にリニューアルされることになった。


新旧交代が進むドラえもん

↑登場人物の服装がリニューアル!


 これは単なる偶然なのか。本家『ドラえもん』の新旧交代が進む中、 中日のドラえもんもまた“二代目”への新旧交代が進んでいる。
■立浪、モツ鍋会を結成
 一流新聞紙・東京スポーツによれば、究極ドラゴンズリーダー・立浪和義選手が 控え選手に声をかけ、控え選手の控え選手による控え選手のための、 『モツ鍋会』を結成していたことが明らかになった。

 東スポによると、立浪が英智・小田・清水将らを誘いモツ鍋屋で決起集会を開催、 「ウチはレギュラーが固定されている。だけど 俺たち控え選手 が結果を出すには、 レギュラー以上に練習するしかないんだ!」 と猛ゲキを飛ばしたという。

 そういえば、昨オフの契約更改では井上一樹選手会長が 「ボクみたいな、レギュラーか控えかどっちつかずの立場の人間は、 交渉が難しいですね」 と言っていたものだが、ここに一つ、 レギュラーと控えの“線引き”が出来たといえる。

立浪にモツ鍋会に誘われれば、それは「控え」という事だ。

 次に立浪に肩を叩かれるのは誰だ。 レギュラー陣に緊張が走る。


-- ParaFla de DRAGONS! --