東日中京スポーツ
第4号 「阪神風邪流行号」
■谷塁審、ポジショニング完璧
4/10(火)
先発   10 11 12
山本昌 中日      
ジャン 阪神      

4/11(水)
先発   10 11 12
長峰 中日
福原 阪神

4/12(木)
先発   10 11 12
川上 中日      
ボーグルソン 阪神      

 第3戦、2回1死一塁の場面、藤本が打ったのは二塁ベース上へのショートゴロ。 これを井端が難なく捌き、ゲッツー&チェンジかと思われた次の瞬間だった!
 
 「セーフ!二塁はセーフ!」

 何と、あの名手・井端が
 セカンドベースを踏み忘れ
 、ゲッツー不成立、2死二塁としてしまったのである!
 そして、結果論としてこのプレーが勝敗の分かれ目となり、 次打者のボーグルソンに打たれた2ランがこの試合の決勝点となった。


☆   ☆   ☆   ☆


 中日ファンからは「あれは誤審ではないのか」「井端は二塁ベースを踏んで送球したように見えたが」との声が上がる。 (負けた方のファンは、何かとそういうクレームをつけたがるものだ)

 二塁塁審・谷は語る。

  「明らかに踏んでなかった。落合監督が聞きに来ましたが、踏んでないとハッキリ言ってやりましたよ!」

 野球では、審判のポジションニングや障害物(=走者、野手)などで視界に死角で出来、 誤審が起こる場合もある。
 しかし今回のケースでは、二塁塁審と二塁ベースの間には何の障害物もなく、 体と顔の方向もバッチリ二塁正面を向いていて、100%視界クリアな状態。 この完璧なポジショニングで、「見えなかった」「見にくかった」などのハプニングなど起こり得ない のは、右の写真を見れば明らかだ。

 見よ!谷塁審のこの完璧なポジショニング!
 ベンチで遠目に見ていた監督や、テレビの映像でしか見ていないテレビの前のファンより、 もっとも近い場所から真正面で見ていた谷の判断が一番信頼できることは、一目瞭然である。
 それくらい完璧なポジショニングを谷が取っていた事を、この写真が証明してくれている。


☆   ☆   ☆   ☆   ☆


 そして、普段から読売戦での誤審には「ジャンパイアは許せへん!」「ミスジャッジが野球をつまらなくするんや!」 とフェアプレーの大切さを主張し続けている阪神ファンに取っては、 この“公正ジャッジ”に対しクレームをつけた中日ベンチが許せなかったのだろう。

 落合監督が塁審への確認のためベンチを出ると、甲子園の阪神ファンからは一斉に

 「カ・エ・レ!カ・エ・レ!」

 と“帰れコール”が起こったのだった。

 さすが阪神ファン。普段から「ミスジャッジは許せない」というだけあり、 今回のような「明らかに踏んでない」と言うジャッジには、全面的に審判を後押しだ。

↓谷塁審の完璧なポジショニング

「明らかに踏んでなかった」

「明らかに踏んでなかった」
■タニシゲ、日本タイ記録!
 11日の第2戦でタニシゲが球史に名を刻む “日本タイ記録” を達成した。

見ていて気持ちのよいタニシゲの三振

 なんと1試合5三振!


4/12 対阪神戦、タニシゲ選手の全打席
第1打席 T0−3D 1回 2死一二塁 三振 福原
第2打席 T3−3D 4回 無死一塁 左安 福原
第3打席 T3−6D 5回 1死 三振 江草
第4打席 T4−6D 7回 2死一二塁 三振 橋本健
第5打席 T6−6D 10回 1死二塁 三振 藤川
第6打席 T6−6D 12回 1死二塁 三振 久保田

 これがどんなにすごい記録かというと、あの立浪が16年かけて達成した2000本安打が歴代で34人、 200勝投手が23人である。
 しかし、「1試合5三振」は、タニシゲで史上13人目という、 名球会に入るよりも条件が厳しい大記録なのだ!

 そう考えると、何年か前の『名球会ゴルフ』で、 立浪がどういうわけかタニシゲを誘ってハワイに行ったのは、 タニシゲの「名球会を超えた名球会=スーパー名球会」たる資質を見抜いていたのではあるまいか。

■ドアラ、苦悩続く
 ナゴド開幕の対ヤクルト3連戦で「中村紀さんに話しかけられなかった」と悩んでいたドアラだが、 まだその悩みは続いている。

 「次こそは」と挑んだナゴド開催2回目、 7日〜10日の対横浜3連戦でもまた、 中村とうまくコミュニケーション出来なかった事を、 12日発行の大本営コラムでドアラが涙まじりに激白したのだった!

(略)実を言うと、このコラムを読んでくれた森野選手から、 東京遠征から帰った後の6日「よかったら、オレが仲を取り持とうか」って、 温かいお言葉をいただいたんですよ。それに甘えていれば、事はスンナリいったんでしょうね。 でも「大丈夫です。自分でいきますよ」。 ちょっと強がってしまって。 結局、チャンスがなく横浜3連戦が終わってしまったんです。

中スポ『ドアラのつぶやき』より

 せっかく森野が仲介役を買ってでたのに、それを断ってしまったドアラ。 これはドアラの「見通しが甘かった」と言わざるを得ない。

 オリックスだって中村と会うには茂木立弁護士の立会いが必要だったし、 中村が中日と会うときは 4回門前払いされて、5回目に仲介者を立てやっと接触 できたのだ。それほど中村と“1対1で絡む”のは難しいのである。

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 次回は17日からの阪神戦が勝負となるが、果たしてドアラは中村と接触できるのか。
 こういうときこそ井上選手会長の出番なのだが、 あいにく会長は現在2軍、公式ホームページの発表も出来ないほど大忙しだ。

 ハッ、そうだ!

 17日から、井上選手会長とドアラの中の人が入れ替わり、中村に話しかけるというのはどうだろう!? (逆転の発想)


-- ParaFla de DRAGONS! --