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第174話
川相、充実の三年間
目を閉じると
数々の
川相昌弘の
名場面が
昨日のことのように
まぶたに浮かんでくる。
ナゴヤドーム最終戦。
川相昌弘は、24年間の現役生活に別れを告げた。
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「野球生活の中で、この3年間が、一番思い出に残りました!」
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打てば響く環境----。
ダジャレを後輩みんなが聞いてくれ、会心のダジャレは翌日の中スポの記事として活字になり、
井上というライバルまでいる“中日ドラゴンズ”という地は、よほど水が合ったのだろう。
川相はこの3年間の充実したダジャレ生活を振り返り、目に光るものを浮かべていた。
川相さん! 数々のギャグをありがとう!!
あなたのダジャレは忘れません!
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「でもコーチになっても、ベンチでのダジャレは止めないんやろな…」
じゃ、今までと一緒やないか…
つうか常時ベンチにいる分、今までよりタチ悪くなるんじゃ…?
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第174話・おまけ
川上、魔さか
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「ケンシン先輩!
またパオロンさんが…」
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「フッ。好きにさせておくフサ」
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「ど、どうしたんですか、ケンシン先輩…?」
あの嫉妬の塊みたいなケンシン先輩が…
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「そりゃパオちゃんだって、可愛い年頃の娘だフサ。
たまには若い男に目が奪われることもある。
でも、男の真の魅力は三十超えてあらわれる渋さだってことに、
すぐに気付くフサよ…!」
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「……でも……」
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「種田ーー!!
このエロオヤジがーーーッ!!」
三十代後半はストレートにセクハラして来るなオイ!
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