第128話

憲伸vs由伸、ライバル伝説



 かつて、“ライバル”と呼ばれた2人の男がいた-----。

 新人1年目からその対決は“平成の名勝負”と謳(うた)われ、 かつての「桑田vs清原」「長嶋vs村山」に、 その姿を重ねる人もいた。



「一人の天才だけでは名勝負は生まれない。
 等しく才たけた者が、2人要るのだ」


(桑原本因坊)


「ケンシンとヨシノブは終生のライバル…」

バキ

「そんな風に考えていた時期が、オレにもありました」



川上憲伸

vs

高橋由伸



しかし、時の流れは残酷だった--------------。


川上 1998年 高橋由
川上 2002年 高橋由
川上 2006年 高橋由


 年度による好不調はあるものの、 川上はドラゴンズの軸としていまやチームのみならず“セリーグを代表するエース投手”に成長、 一方、ヨシノブは4番を期待されながらもケガを繰り返し、 守備では驚異的なドンガメ振りでチームの足を引っ張り、 何かが薄くなる度に驚異的な成長を遂げる川上に比べ ヨシノブはブクブクと肥え続ける体重に逆比例して衰えていった。

 しかし、2006年8月18日、東京エッグの読売vs中日戦で、 ヨシノブはあらためて 「ケンシンのライバル」として不死鳥のように甦った のである!!!


原 vs 落合

16回戦

1脇谷
2鈴木尚
3高橋由
4
5小久保
6阿部
7二岡
8矢野
9上原
原vs落合
 
中日
読売
1荒木
2井端
3福留
4ウッズ
5森野
6オチョ
7英智
8谷繁
9川上


高橋由 三振 三振 中安 遊ゴ ---- .244


ヨシノブ、「4の1」で打率.244に!!
(8/18現在)


川上 中安 三振 中安 ---- ---- .244


川上、「3の2」で打率.244に!!
(8/18現在)



『ライバル伝説、再び。』

〜ヨシノブはケンシンの打率を超えられるか!?〜



ぶっちぎ竜